こんばんは。
今日は頭の形のお話会シリーズ、
第6回目をお届けします。
頭の形の、
なぜ?
どうなる?
どうしたら?
という流れで進めています。
今回も頭の形のどうしたら?
どの程度までなら様子見でいいのか?(変形の度合い)
についてお伝えしようと思います。
第 1~ 3回で、お伝えしましたように
頭がずっと同じ部位で床に接していると、
そこにばかり重さがかかってしまい、
変形が進んで行くということでした。
例えば、
右の向き癖があった場合には、
床と接している右の後頭部が
扁平になっていきますね。
そして、
何とかして頭を大きくしたい赤ちゃんは、
床と接していない方向へと頭を大きくしていく。
例えば、右の向き癖があった場合は、
右の後頭部を大きくできないので、
右の前頭部の方向、
つまり額の方向を大きくするのでした。
変形の程度に関して、
Argenta分類というものがあります。
これは、
重症度を見た目で判断することが出来る
という分類です。
具体的には、
タイプ1は、向き癖のある側の
後頭部が扁平になっています。
そして同じ側の耳が押されて
位置が少し前へとずれている状態です。
軽度の変形といえます。
タイプ2では、後頭部が扁平になっていて、
かつ耳の前方への変位が
反対側の耳の位置と比べて、
1cmを超えるという状態です。
中程度となります。
では、
タイプ3はどういう状態かというと、
後頭部が扁平になっていて、
耳の位置の変位も 1cm以上ある。
さらに、
向き癖のある側のおでこが前へ出てくる
ということが起きている状態です。
重度になってきます。
そして、タイプ4になると、
タイプ3の状態に加えて
頬骨も前へと出てきます。
顔の非対称性が出て来るのですね。
超重度と考えられます。
さらに、タイプ5では、
向き癖のある側と反対側の後頭部も突出する
という状態です。
こちらも超重度と考えられます。
向き癖が強くて、
同じ部位ばかり床に接している状態が長いほど、
赤ちゃんの頭の真上、てっぺんから見た時の
頭の変形の度合いが、どんどんと進んでいきます。
例えば、右向き癖の場合は、
右後頭部が平坦、
右の耳が前へ変位、
右の額が突出、
左後頭部も突出するので、
菱形に近い形になります。
4ヶ月頃を過ぎて、
寝返りをするようになっても、
変形の度合いが強ければ強いほど、
変形は残りやすいということがあります。
じゃあ、受診した方がいいのか?
ということですが、
ここで、頭の形で専門の科への受診を検討する
ひとつの目安をお伝えしたいと思います。
その目安とは?
追視が出来るかどうか?
なんですね。
4か月健診では、
追視が重要なチェック項目のひとつです。
赤ちゃんをゴロンと仰向きに寝かせて、
真上を向いてもらった状態で、
ガラガラやお人形などを見せます。
赤ちゃんが注目しているのを確認して、
ゆっくり左右に動かしていきます。
4ヶ月の時には、
目だけで追うことは基本的にはしません。
赤ちゃんはガラガラを目で追って、
顔ごと動かすんですね。
右の方へと動かすと、
赤ちゃんも右の方を向く。
一旦、真ん中に戻すと、
しっかりと追って、真上を向く。
今度は反対側の左へとゆっくり動かすと、
赤ちゃんは左を向く。
そして真ん中に戻すと、
また追ってくる。
このように、
ガラガラの動きと、目と顔の動きが一致して、
右向いたり、左向いたり、正面向いたり
としてくれます。
ところが、
向き癖があって、頭の変形が強いと、
これが難しくなるんです。
例えば、
右に強い向き癖があって、
頭の変形がクラス4や5の場合です。
(クラス4は右の後頭部が扁平、右のおでこが突出。
クラス5はさらに右側の頬骨と左側の後頭部が突出)
まず真上を向いてもらいます。
しっかり注目しているのを確認して、
右に動かすとすると、
右へは上手に追視してくれます。
またゆっくり正中まで戻すと
正中までは向き直ります。
けれど、
向き癖と反対側の左へと動かした時に、
追視しようとしてくれるものの、
目でしか追えない、
という状態になることがあります。
目で追って、頭も動かそうとするけれど、
左の後頭部の変形が強いので、
左へ向けないんですね。
顔も向けようとするけど、
真上もしくは右側へと
顔の向きが戻ってしまうことがあります。
左向き癖があって変形が強い場合は、
逆ですね。
左は簡単に追視ができるんだけれども、
反対側の右には向けない場合がある。
このように、頭の形が邪魔をしてしまい、
正面から左右90度の位置まで、
しっかりと向くことができない子が、
まれにいます。
体の使い方、動きに
左右差が出ているわけですね。
つまり運動に支障が出る程の、
変形が起きているということになります。
このような状態があると、
どういう影響が出て来る可能性があるのか?
次回、続けて書いていこうと思います。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました!
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。