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Yunotsu Kodomo Note
2026.05.23 - 11:51 PM |Yunotsu Kodomo Note

あたまの形⑪

こんばんは。

頭の形お話会シリーズ11回目。

今回でラストにしようと思います。

前回、第10回目では、

積極的治療としてのヘルメット療法

について簡単に触れました。

今日は、

そもそも何故、

ヘルメット療法を検討するほどの、

変形が起きたのか?

変形が起きた背景に何があるのか?

について考えてみたいと思います。

第10回目で改めてお伝えしましたが、

ニュージーランドの研究では

4ヶ月時点で20%だった変形の頻度が、

2歳の時点では3.3%まで減少しました。

そして、

乳児期に強い変形のある子ども達に

後々まで変形が残る可能性が高い。

逆に言うと、

ほとんどの子ども達には、そこまでの変形は起きない。

では、

改善しないくらいの変形が起こるのは

何故なのか?

背景には何があるのか?

仮にヘルメット療法で治療をしても、

背景にある要因は変わらないまま

ですよね?

変わらない背景が、結果として、

その他の運動機能や発達に影響を与えてくる

可能性もあり得ます。

ということで、

考えていきたいと思います。

では、早速

強い変形をもたらす要因として、

何が考えられるでしょう?

赤ちゃんの性格?!

そうですよね、

大人しい性格で、とてもおっとりしている、

積極的に動こうとしない。

寝かされたら静かに寝続けている。

強い変形が起きそうです。

環境?!

性格に加えて、

例えば、第2子、第3子だと

他の子達に手がかかるので、

寝かされたままになりがち。

変形は強化されますね。

あとは?

実は、

頭が動くのが好きじゃないって赤ちゃんもいます。

頭の位置が変位すると、その感覚が入ってきます。

例えば、頭を左右にブンブン振ると?

クラクラしませんか?

あるいは寝た状態からガバっと起き上がったら?

クラっとすることありませんか?

頭が動いたという感覚が好きじゃない、

だから出来るだけ動かしたくない、

そんな赤ちゃんがいるんです。

結果として同じ向きが強化されていく。

動くこと自体が嫌い、苦手

っていう赤ちゃんもいます。

重力に逆らって手を上げる、

身体の向きを変える、

体を動かすことが

好きじゃない、

得意じゃない、

だから動こうとしない。

そんな赤ちゃんもいたりします。

この場合も頭の変形は強くなっていきますね?

4か月を過ぎて寝返りを始める赤ちゃん達。

その中で動こうとしない子もいる。

結果として頭の変形が強くなっていく。

背景にある特性や状況を探り、

関わり方や環境について考え、

実際に変えていくことで、

赤ちゃんの経験に

変化が生じる可能性がありますね。

なので、

まずは上に挙げたような事柄があり得る

ということを知ってほしいと思います。

そして、

もしかしてそうなのかも?と思ったら、

それじゃあ何を経験させていこうか?

どのように環境を整えていこうか?

ぜひ検討してあげてもらえたらと。

最後に全11回を簡単にまとめてみましょう。

頭の形のなぜ?

頭の同じ部位ばかりが床と接していることで

重力が同じ部位に集中してかかり

結果として扁平になる。

何とかして頭を大きくしたい赤ちゃんは、

大きくできる方向へと頭を大きくする。

結果として変形が起きる。

頭の形のどうなる?

変形が生じる頻度が最大になるのは

生後4か月で、以後は減っていく。

それは寝返りをし始め、

床に頭が接している時間が減るから。

ただし、

変形の程度が強いと持ち越すことがある。

それに、

大人になっても変形の影響が残っていたりする。

頭の形のどうしたら?

生後すぐから積極的にうつ伏せにして、

頭が床と接していない時間を作る。

(大人が見守っている環境で)

あるいは、

向き癖がある側と反対側に向かせるような

働きかけや環境設定をする。

場合によっては

積極的治療としてのヘルメット療法も検討。

そして、

積極的治療を検討するまでの変形が

何故起きたのか?

子どもの背景を見つめること、

関わり方を検討することを提案しました。

子どものことを知ると

面白いと思うのです。

子どものこと、発達のことを知ると

主体的に子育てが出来るんじゃないかな?

と思うのです。

お話会に参加してくれたお母さんが

感想に書いてくれました。

『子どもの発達を知ると、子育てが楽しくなると思った』

そんなお母さんが

ひとりでも

増えていきますように。

では、

今回で頭の形お話会シリーズ終了します。

ありがとうございました!

Yunotsu Kodomo Note

2026.06.17
曖昧な発音には

こんばんは。

今日は滑舌について書こうと思います。

発達相談に来たのは5歳の男の子。

言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。

話しはするものの、

音が曖昧で聞き取りづらさがあり、

聞き返しが必要なことがある。

慣れている家族だと分かるけれど、

慣れていない人だと中々通じない。

言葉の発達がゆっくりで

1歳半健診では意味のある言葉が

まだ出ていませんでした。

2歳頃までに単語が増えたものの、

2語文が出始めたのは3歳頃。

3語文は4歳までには出て来るように。

5歳になった今、文章で話しますが、

話すことが得意か?

と言うとそうでもなさそうです。

質問すると、

単語か、首を振るかで応じます。

家では?というと、

聞かれたら答えるけれど、

自分からはあまり話さない。

必要に迫られると

訥々と話すという状態。

ご飯を食べる時によく噛みますか?

と確認すると、

あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。

言葉を話すには口の運動が必要です。

つまり唇や舌を自在に扱えること。

それに呼吸運動も必要です。

出したい音の形を口で維持して、

息を吐く。

言葉が明瞭になるために

何をしたらよいか?

ご飯の時にしっかり噛む。

ブクブクうがいをする。

シャボン玉、笛、などの吹く遊び。

あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。

日常生活動作や遊びで、

口や顔をしっかりと動かすこと。

そして何より話すこと。

今日は何があった?

どんな楽しいことをした?

どんな嬉しいことがあった?

困ったことはあったかな?

教えて、教えて。

話すのが楽しい!

という環境を作って、

話す機会を日々もってあげて下さいね。