いくつかの市で乳幼児健診を担当させてもらっています。健診にあたっては、保護者の方が事前に問診票を記載して持参されます。問診票も市によってさまざまで、4か月健診では授乳中のスマホ使用について訊ねる項目があったりします。
『授乳中にスマホを見ますか?』選択肢は『見ない・時々・いつも』
赤ちゃんは生まれてすぐに世界を探索し始めます。まだまだ未熟ながら全身でこの世界を知ろうとします。赤ちゃんの目はまだ未完成でぼんやりとしか見えていませんが、赤ちゃんが特に注目しやすいものがあります。●や■などが上に2つと下に1つ配置されたもの、白と黒のコントラストがはっきりしているもの、動くものなどです。つまり赤ちゃんは顔((^_^)目が2つと口が1つ)や目(白目と黒目のコントラスト)や口元(よく動く)に注目しやすいのです。それに、授乳している人と赤ちゃんの顔の距離感は、赤ちゃんの目がものを捉えやすい距離になっています。
子どもと保育者の様子を観察していると、生後2-3カ月には1時間に18~20回も見つめ合うそうです。約3分に1回の頻度です。見つめ合うことは相互的なコミュニケーションの土台となります。スマホを見ていて、赤ちゃんからの熱烈ラブ♡視線に気付かないのは、もったいないな~と感じます。
以前7歳の女の子が「スマホになりたい」と言った、という話を聞きました。理由は「ママがいつも見てるから」。
スマホは魅惑的ですが、時々刻々、日に日に変化していく「子どもの今」も魅力的だと思いますよ。
こんばんは。
日中は素晴らしく晴れ、星空も美しい温泉津です。
今日は発達と睡眠について書こうと思います。
4歳の女の子とお母さんが、発達相談に来られました。
マイペースで集団参加が難しい、
こだわりがある、
手先が不器用、
などの指摘があり、
保育園の先生からの促しで受診です。
診察室へは抵抗なくスタスタと入室し、
目に入った玩具へと一目散に向かいました。
玩具を手に取り、遊び始め、お母さんの声掛けや促しでは着席しません。
しばらく遊んだ後、お母さんの丁寧な声掛けで、一旦着席しました。
言葉でのやり取りに応じましたが、ちぐはぐで、
問いかけにはズレた答えが返って来ます。
すぐに気が逸れ、机の上にあった玩具の箱へと注意が移りました。
絵を描いてもらうよう提案すると、
機嫌よく同意し、イキイキと描き始めました。
肩や手に力が入り、色鉛筆の使い方に、ぎこちなさがあります。
行動や様子を見ていると、発達特性があると感じます。
加えて気になるのは、目の下のクマ。
白い肌にくっきりと目立ちます。
お母さんに話を聞くと、寝つきが悪く就寝が23時頃とのこと。
場合によっては0時をまわることも。
朝は7時頃起床。
4歳の子にとっては、少ない睡眠時間です。
私達が眠っている間に、体内では一体何が起きているのか?
身体の疲労回復、
脳自体のメンテナンスとクリーニング、
記憶の定着、
脳神経回路の整理、
などなど、
実に様々で大事なことが行われています。
では、眠りが不足するとどうなるか?
イライラしやすくなったり、
ぼーっとしたり、
ダルさを感じたり、
うっかりミスを連発したり、
やる気が無くなったり・・・
そんな経験ありますよね?
特性のあるお子さんの場合、
睡眠が不足すると、より特性が目立つこともあります。
十分な長さの質のよい睡眠はとても大事。
実際、睡眠の状態が改善したことで、
日中の行動が落ち着き、
発達がぐんっと進んだ子達もいます。
夜の睡眠の準備は、朝起きた時から始まっています。
まずは早起きから。
家族ぐるみで取り組んでもらえるといいなと思います。