雨が上がると山の鳥たちの声が聞こえてきます。ピツピツピツピツ、ツツピーツツピー、ジュジュジュ、ピーチュピ◇#〇$△%□&・・・。長いフレーズになると、もはや聞き取ることも、表現することもできません。滑らかな抑揚とリズムが異国の言葉を聞いているように感じられてきます。
鳥たちはこの複雑な鳴き声を一体どのように発声しているのだろうか?鳴く鳥の姿を思い描きます。くちばしや舌や喉はどのように動いているのだろうか?鳥の喉の構造を知らないので、具体的なイメージはちっとも湧いてきません。
子どもが言葉を使えるようになるには、いくつかの要素が必要です。コミュニケーションを取りたいという意欲や、言葉への気付き、言葉のストックなどの他に、口の運動も大切な要素です。
言葉(音の連なり)を発するためには、口や舌を特定の形にキープした上で息を吐かないといけません。(試しに「こ・と・り」と言ってみて下さい。口の形や舌の位置はどうなっていましたか?)つまり唇や舌、喉などを自在に使いこなす必要があります。子ども達は一体どのようにして使いこなせるようになっていくのでしょう?
まず母乳やミルクの哺乳から、離乳食を経て、普通食が食べられるようになる流れの中で、各部位の使い方を学んでいきます。それに、「あっぷっぷ」や「あっかんべー」などの顔遊び、笛やシャボン玉などを吹くといった遊びによっても学んでいきます。日常生活や遊びを通して、知らず知らずのうちに筋トレをしているわけですね。
「ホーホケケ」「ホーケキョ」などと鳴いていた春の鶯も、繰り返し練習をして「ホーホケキョ」ときれいに鳴けるようになっていきます。
はっきりと楽しくお喋り出来るようになるためにも、お子さんと一緒に、にらめっこ必勝の変顔を見つけ出したり、色んな大きさのシャボン玉作りにチャレンジしたりされてみてはいかがでしょう?
こんばんは。
日中は素晴らしく晴れ、星空も美しい温泉津です。
今日は発達と睡眠について書こうと思います。
4歳の女の子とお母さんが、発達相談に来られました。
マイペースで集団参加が難しい、
こだわりがある、
手先が不器用、
などの指摘があり、
保育園の先生からの促しで受診です。
診察室へは抵抗なくスタスタと入室し、
目に入った玩具へと一目散に向かいました。
玩具を手に取り、遊び始め、お母さんの声掛けや促しでは着席しません。
しばらく遊んだ後、お母さんの丁寧な声掛けで、一旦着席しました。
言葉でのやり取りに応じましたが、ちぐはぐで、
問いかけにはズレた答えが返って来ます。
すぐに気が逸れ、机の上にあった玩具の箱へと注意が移りました。
絵を描いてもらうよう提案すると、
機嫌よく同意し、イキイキと描き始めました。
肩や手に力が入り、色鉛筆の使い方に、ぎこちなさがあります。
行動や様子を見ていると、発達特性があると感じます。
加えて気になるのは、目の下のクマ。
白い肌にくっきりと目立ちます。
お母さんに話を聞くと、寝つきが悪く就寝が23時頃とのこと。
場合によっては0時をまわることも。
朝は7時頃起床。
4歳の子にとっては、少ない睡眠時間です。
私達が眠っている間に、体内では一体何が起きているのか?
身体の疲労回復、
脳自体のメンテナンスとクリーニング、
記憶の定着、
脳神経回路の整理、
などなど、
実に様々で大事なことが行われています。
では、眠りが不足するとどうなるか?
イライラしやすくなったり、
ぼーっとしたり、
ダルさを感じたり、
うっかりミスを連発したり、
やる気が無くなったり・・・
そんな経験ありますよね?
特性のあるお子さんの場合、
睡眠が不足すると、より特性が目立つこともあります。
十分な長さの質のよい睡眠はとても大事。
実際、睡眠の状態が改善したことで、
日中の行動が落ち着き、
発達がぐんっと進んだ子達もいます。
夜の睡眠の準備は、朝起きた時から始まっています。
まずは早起きから。
家族ぐるみで取り組んでもらえるといいなと思います。