予約制
診察日
第1〜第3 木・金・土曜日
第2・第3 月曜日
受付時間
8:30〜11:00
*当日予約可
診察のご予約・ご相談 お問合せ
Yunotsu Kodomo Note
2025.07.01 - 8:24 AM Yunotsu Kodomo Note

鳥の言葉、人の言葉

 雨が上がると山の鳥たちの声が聞こえてきます。ピツピツピツピツ、ツツピーツツピー、ジュジュジュ、ピーチュピ◇#〇$△%□&・・・。長いフレーズになると、もはや聞き取ることも、表現することもできません。滑らかな抑揚とリズムが異国の言葉を聞いているように感じられてきます。

 鳥たちはこの複雑な鳴き声を一体どのように発声しているのだろうか?鳴く鳥の姿を思い描きます。くちばしや舌や喉はどのように動いているのだろうか?鳥の喉の構造を知らないので、具体的なイメージはちっとも湧いてきません。

 子どもが言葉を使えるようになるには、いくつかの要素が必要です。コミュニケーションを取りたいという意欲や、言葉への気付き、言葉のストックなどの他に、口の運動も大切な要素です。

 言葉(音の連なり)を発するためには、口や舌を特定の形にキープした上で息を吐かないといけません。(試しに「こ・と・り」と言ってみて下さい。口の形や舌の位置はどうなっていましたか?)つまり唇や舌、喉などを自在に使いこなす必要があります。子ども達は一体どのようにして使いこなせるようになっていくのでしょう?

 まず母乳やミルクの哺乳から、離乳食を経て、普通食が食べられるようになる流れの中で、各部位の使い方を学んでいきます。それに、「あっぷっぷ」や「あっかんべー」などの顔遊び、笛やシャボン玉などを吹くといった遊びによっても学んでいきます。日常生活や遊びを通して、知らず知らずのうちに筋トレをしているわけですね。

 「ホーホケケ」「ホーケキョ」などと鳴いていた春の鶯も、繰り返し練習をして「ホーホケキョ」ときれいに鳴けるようになっていきます。

 はっきりと楽しくお喋り出来るようになるためにも、お子さんと一緒に、にらめっこ必勝の変顔を見つけ出したり、色んな大きさのシャボン玉作りにチャレンジしたりされてみてはいかがでしょう?

Yunotsu Kodomo Note

2025.07.10
蜂の巣顛末記(田舎の裏事情)

シーツを洗った。
物干し場に出て、洗い上がったシーツを物干し竿いっぱいに干す。
快晴の空から照りつける朝の陽光に白いシーツ。満足して一旦離れた。

再び物干場に来たとき、しっかり広げて干したシーツが寄ってしまっていた。洗濯ばさみの止めが甘かったよう。物干場に出てシーツを広げる。

ん?あれは何だ?ふと軒に目が行った。よく見ると小さな蜂の巣と蜂が一匹。
蜂は動かない。蜂の巣は3㌢ほど。

あの蜂は死んでいるのだろうか?微動だにしない蜂。これはお亡くなりになっているのだと結論して去る。

そろそろシーツは乾いただろうか?物干し場へと向かった。

サッシを開けたときブーンと音がした。蜂の巣に目をやったら蜂が二匹!二匹とも動いている。どうやらせっせと巣を作っている様子。お亡くなりになっていたのではなかった。

しげしげと観察してみる。顔付きの悪い二匹の蜂。何となく危ない感じがする。
う~む、どうする?
知人のMさんに対処法を訪ねつつネット検索。蜂の巣駆除に関する、適当なサイトを見付けて読む。

蜂の巣の形から、あの蜂はあしながばちと推察された。すずめばちほど凶暴ではないが危ないとある。
対処法としては「業者に依頼」、もしくは「自分で何とかする」の二択。15㌢以下の巣であれば対処出来なくはないらしい。

知人Aさんにも顛末を相談したところ、家には蜂退治のスプレーを常備していると言う。どうやらよくある話らしい。更には蜂の巣を再び作らせないスプレーもあるのだとか。

そんなものがあるのかと驚いていると、「田舎の裏事情だよね」とAさん。

迷った末、Mさんに見てもらってからどうするか決めることにする。ただしMさんは出張中で戻りは明後日になるという。

せっせと巣を大きくする二匹のあしながばち(恐らく)。今日、明日、明後日でどのくらい大きくなるのだろうか?
思考が蜂の巣に取られてしまい、そわそわと落ち着かない。
落ち着かないが仕方ない。気になっていた他の案件に着手する。草刈り、食器を洗う、ピアノを弾く、など。

何だか気分がすっきりして物干場へ向かう。
まずは屋内から物干場の蜂の巣を確認する。あれ?無い?いや、そんなはずはない。ここからは見えないだけだ。

場所を移動する。ん?やはり蜂の巣がない?さっきここからは観察出来たのだが。
サッシを開けて頭を出し、軒を見上げる。やはり無い!幻だったのか?まさか。ふと物干場の床を見ると小さな蜂の巣が転がっていた。蜂はいない。

何故?何が起きた?蜂はもう戻って来ないのか?この蜂の巣はどうしたら?
とりあえず一晩放置することにした。明日確認して大丈夫そうなら、明後日のごみの日に出そう。

いや、しかし不思議。何故に?
まぁともあれよかった。明日も洗濯物を外に干せる。