雨が上がると山の鳥たちの声が聞こえてきます。ピツピツピツピツ、ツツピーツツピー、ジュジュジュ、ピーチュピ◇#〇$△%□&・・・。長いフレーズになると、もはや聞き取ることも、表現することもできません。滑らかな抑揚とリズムが異国の言葉を聞いているように感じられてきます。
鳥たちはこの複雑な鳴き声を一体どのように発声しているのだろうか?鳴く鳥の姿を思い描きます。くちばしや舌や喉はどのように動いているのだろうか?鳥の喉の構造を知らないので、具体的なイメージはちっとも湧いてきません。
子どもが言葉を使えるようになるには、いくつかの要素が必要です。コミュニケーションを取りたいという意欲や、言葉への気付き、言葉のストックなどの他に、口の運動も大切な要素です。
言葉(音の連なり)を発するためには、口や舌を特定の形にキープした上で息を吐かないといけません。(試しに「こ・と・り」と言ってみて下さい。口の形や舌の位置はどうなっていましたか?)つまり唇や舌、喉などを自在に使いこなす必要があります。子ども達は一体どのようにして使いこなせるようになっていくのでしょう?
まず母乳やミルクの哺乳から、離乳食を経て、普通食が食べられるようになる流れの中で、各部位の使い方を学んでいきます。それに、「あっぷっぷ」や「あっかんべー」などの顔遊び、笛やシャボン玉などを吹くといった遊びによっても学んでいきます。日常生活や遊びを通して、知らず知らずのうちに筋トレをしているわけですね。
「ホーホケケ」「ホーケキョ」などと鳴いていた春の鶯も、繰り返し練習をして「ホーホケキョ」ときれいに鳴けるようになっていきます。
はっきりと楽しくお喋り出来るようになるためにも、お子さんと一緒に、にらめっこ必勝の変顔を見つけ出したり、色んな大きさのシャボン玉作りにチャレンジしたりされてみてはいかがでしょう?
こんばんは。
週末に子育てママに向けて、
お話会をさせてもらいました。
せっかくなので、何回かに分けて、
こちらでもご紹介したいと思います。
頭の形と運動発達、
ということで書いていきます。
ここ数年、健診をしていても、
とても増えてきた質問です。
頭の形が気になります。
大丈夫でしょうか?
どうしたらいいですか?
ということで、
お答えしていきますね。
流れとしては、
頭の形の
なぜ?
どうなる?
どうしたら?
の順で進めていきたいと思います。
なぜ?というは、
どうして頭の形の変形が起きるのか?
ということですね。
どうなる?は、その後の経過。
頭の形が変形して、その後どうなっていくのか?
頭の形は?運動発達は?など。
そして、どうしたら?は、
このまま放っておいてもいいのか?
あるいは治療した方がいいのか?
いつまで様子を見たらいいのか?
どのタイミングで治療を検討したらいいのか?
ということですね。
さて、まず質問です。
お子さんの頭の形、気になりますか?
実際のところ、結構気されているお母さんが多いです。
では、次の質問です。
ご自身の頭の形は?
どうでしょう ?気になりますか?
こちらは、あまりおられないようです。
これが答えなのかも知れないな?
とも思います。
つまり、
大人になったらほとんど気にならなくなる。
本人はそんなに気にしていない
ということですね。
とはいえ、
今目の前にいる赤ちゃんの頭の形は
気になりますよね?
ということで、学んでいきましょう。
まずは頭の形のなぜ?です。
最初に赤ちゃんの頭の骨の特徴を
お伝えしたいのですが、
何かご存知でしょうか?
赤ちゃんの頭の骨の特徴について?
うーん、そういえば聞いたことがあるような・・・?
何だったっけ?
はい、思い出したでしょうか?
柔らかい!
そうですね。
赤ちゃんの頭の骨は、まだとても柔らかくて弱いです。
骨がくっついていない!
そうなんです。
赤ちゃんの頭の骨はいくつかのパーツに分かれていて、
骨と骨が、まだ完全にはくっついないんですね。
ガッチリとは癒合していない状態になってます。
頭の骨は、
前頭骨、
頭頂骨、
側頭骨、
後頭骨、
といった具合にパーツに分かれています。
それらの骨が、
まだ完全にはくっついていません。
緩い結合状態になっていて、
骨と骨との間に余裕があります。
骨と骨のつなぎ目部分を、
縫合、というのですが、
前頭骨の左右の骨を繋ぐのが前頭縫合、
前頭骨と頭頂骨を繋ぐのが冠状縫合、
頭頂骨の右と左を繋ぐのが矢状縫合、
頭頂骨と後頭骨を繋ぐのがλ縫合、
(覚えなくてもいいですよ)
という風な形で、
それぞれのつなぎ目に
「〇〇縫合」という名前が付いています。
さて、左右の前頭骨と左右の頭頭骨、
4つの骨が合わさるところが大泉門になります。
恐らく聞いたことがありますね?
大泉門。
まだ骨が無い部分です。
見ていると、ペコペコと動いていたりしますよ。
そして、左右の頭頂骨と後頭骨、
これら3つの骨が合わさるところが小泉門です。
小泉門は割と早く閉じてしまいますが、
大泉門は結構遅くて、
だいたい 1歳半ぐらい遅いと 2歳くらい。
閉じるのに時間がかかります。
では、何故頭の骨はパーツに分かれているのか?
何か思い付くでしょうか?
そう、産まれやすくするため。
赤ちゃんが産まれてくる時には、
狭い産道を通って来ますよね?
狭い産道を通って来る時に、
頭の骨がガッチリと固まってしまっていると
通れない可能性があります。
なので、頭の骨はパーツに分かれていて、
場合によっては骨と骨を重なった状態にして、
頭をちっちゃくして出てこようとします。
これが、骨がパーツに分かれている利点のひとつですね。
他に何か思い付くことがありますか ?
思い付きましたね?
はい、そうです。
赤ちゃんの頭、つまり脳は、
生まれてから、
どんどんどんどん大きくなっていきます。
どんどん大きくなっていくのに合わせて、
骨も大きくなっていく必要がある。
ガッチリ固まっていると、
大きくなりづらいですよね?
パーツに分かれて余裕がある方が、
脳が大きくなるのに合わせていきやすいです。
そういう仕組みになっているんですね。
合理的です。
長くなってきたので、今日はこの辺で。
お読み頂きありがとうございました。
続きはまた明日!