雨が上がると山の鳥たちの声が聞こえてきます。ピツピツピツピツ、ツツピーツツピー、ジュジュジュ、ピーチュピ◇#〇$△%□&・・・。長いフレーズになると、もはや聞き取ることも、表現することもできません。滑らかな抑揚とリズムが異国の言葉を聞いているように感じられてきます。
鳥たちはこの複雑な鳴き声を一体どのように発声しているのだろうか?鳴く鳥の姿を思い描きます。くちばしや舌や喉はどのように動いているのだろうか?鳥の喉の構造を知らないので、具体的なイメージはちっとも湧いてきません。
子どもが言葉を使えるようになるには、いくつかの要素が必要です。コミュニケーションを取りたいという意欲や、言葉への気付き、言葉のストックなどの他に、口の運動も大切な要素です。
言葉(音の連なり)を発するためには、口や舌を特定の形にキープした上で息を吐かないといけません。(試しに「こ・と・り」と言ってみて下さい。口の形や舌の位置はどうなっていましたか?)つまり唇や舌、喉などを自在に使いこなす必要があります。子ども達は一体どのようにして使いこなせるようになっていくのでしょう?
まず母乳やミルクの哺乳から、離乳食を経て、普通食が食べられるようになる流れの中で、各部位の使い方を学んでいきます。それに、「あっぷっぷ」や「あっかんべー」などの顔遊び、笛やシャボン玉などを吹くといった遊びによっても学んでいきます。日常生活や遊びを通して、知らず知らずのうちに筋トレをしているわけですね。
「ホーホケケ」「ホーケキョ」などと鳴いていた春の鶯も、繰り返し練習をして「ホーホケキョ」ときれいに鳴けるようになっていきます。
はっきりと楽しくお喋り出来るようになるためにも、お子さんと一緒に、にらめっこ必勝の変顔を見つけ出したり、色んな大きさのシャボン玉作りにチャレンジしたりされてみてはいかがでしょう?
前回の記事で、9月はほとんどピアノを弾かなかったことを告白した。
ほとんど弾かなかったが、調律師さんに来て頂いて気になっていた音を見てもらった。
来てくれた調律師さんにもピアノを弾かなかったことを告白したところ「ピアノ教室に練習しに行ったらいいんですよ」と言われた。
えっ?と思ったが、振り返ると実際ここ2か月程はすでにそんな状態だった。練習していないものはしていないのだ、どうしようもない、と開き直ってレッスンに行っていた。
「行くとなると、少しでも弾く気にもなりますから」
ごもっとも。開き直る前はそういうところはあった。絵本の返却期限が来るから、何とか読むような感じだろうか。(無理して読まなくてもいいのですよ。)
その後、練習しないままピアノ教室に行った時、先生にも言われた
「練習しにレッスンに来て下さい。」
えっ?いいんですか?それでも?先生がそうおっしゃるなら、気は楽になる。ふんふん~♪
ところが、レッスンが終わって帰る前に先生が言われた
「毎日10分と決めてやったらいいですよ。」
ん?やはり練習して来なさいということか。
でも、実は直前に「習慣化するための方法」について読んだばかりだった。
それは、5分でいいから毎日やる、というものだった。
先生のおっしゃったことと同じである。偶然も重なると、やってみようかという気持ちが高まる。
とにかく5分でいいから毎日やる。
この時、その質は問わない。英語なら単語を書くでも、音声を聞くでも何でもよい。
とにかく5分。
それを3週間やること。
ヒトは3週間続けると習慣化するらしい。脳内に新たな神経回路でも出来るのだろうか?
子どもに何かを習得させる時も、やらないと落ち着かない、気持ちが悪いと感じるくらいに習慣化するとよいという。
という訳で、現在3週間チャレンジ中。
このチャレンジには他の人をひとり巻き込んだ。
私はピアノを毎日5分は弾く。
彼女は毎日5分は勉強する。
お互いに記録も付けることにした。私のノートには「ピアノを5分以上弾いた」という記録が着々と増えていく。確かな足跡が刻まれていく。
他の人も巻き込んだのはよかったと思う。(相手がどう思っているかは不明。)私もやらねば、とピアノに向かう。次回会った時にノートを見せ合うのだ。
実は1日うっかり練習を飛ばしてしまったので、その翌日から新たに再チャレンジ中。
まずは3週間。
達成してみせようではないですか。