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Yunotsu Kodomo Note
2025.06.03 - 8:19 PM Yunotsu Kodomo Note

お父さんとベビーカーと、絵本と赤ちゃん

 日曜日、道を歩いていたら前方右側からベビーカーを押す男性がやって来ました。少し前をゆっくりと進むベビーカーの持ち手に、明るい黄色が印象的な絵が描かれた、青いバッグがぶら下がっています。追い付いてみると絵はゴッホの『夜のカフェテラス』。

 絵を眺めていて、ふとバッグからのぞく絵本が目に入りました。『はらぺこあおむし』のタイトルと見覚えのある絵。他にも数冊の絵本が入っています。図書館に近い道の上だったので、おそらく借りた本を返しに行くところなのでしょう。

 どんな子がこれらの絵本を読んでもらったのか興味が湧いて、追い越しざまにちらっと眼をやりました。乗っていたのはムチムチとした7-8ヶ月くらいの赤ちゃんでした。お父さんの膝に抱えられて、絵本を読み聞かせしてもらっている赤ちゃんの姿が思い浮かびます。

 言葉の獲得は、まず「聞く」から始まるといいます。赤ちゃんは胎内ですでに言葉を学び始めています。羊水やお母さんの腹壁を介して色んな音を聴いています。安全に守られていたお腹の中から外へと出ると、赤ちゃんは洪水のような様々な音に晒されます。音の洪水の中から、赤ちゃんはお腹の中で馴染んでいた母語に強い関心を示します。

 そして色んな人に話しかけられたり、周囲の人たちの会話を聞いたり、読み聞かせをしてもらったりして、どんどん言葉(母語)に親しみ、覚えていきます。「話す」のは十分に聞いた後です。

 休日に赤ちゃんと一緒に図書館に通うこのお父さんは、赤ちゃんに沢山の豊かな言葉を語り聞かせているのかな?おそらく。願わくば。

Yunotsu Kodomo Note

2026.06.17
曖昧な発音には

こんばんは。

今日は滑舌について書こうと思います。

発達相談に来たのは5歳の男の子。

言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。

話しはするものの、

音が曖昧で聞き取りづらさがあり、

聞き返しが必要なことがある。

慣れている家族だと分かるけれど、

慣れていない人だと中々通じない。

言葉の発達がゆっくりで

1歳半健診では意味のある言葉が

まだ出ていませんでした。

2歳頃までに単語が増えたものの、

2語文が出始めたのは3歳頃。

3語文は4歳までには出て来るように。

5歳になった今、文章で話しますが、

話すことが得意か?

と言うとそうでもなさそうです。

質問すると、

単語か、首を振るかで応じます。

家では?というと、

聞かれたら答えるけれど、

自分からはあまり話さない。

必要に迫られると

訥々と話すという状態。

ご飯を食べる時によく噛みますか?

と確認すると、

あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。

言葉を話すには口の運動が必要です。

つまり唇や舌を自在に扱えること。

それに呼吸運動も必要です。

出したい音の形を口で維持して、

息を吐く。

言葉が明瞭になるために

何をしたらよいか?

ご飯の時にしっかり噛む。

ブクブクうがいをする。

シャボン玉、笛、などの吹く遊び。

あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。

日常生活動作や遊びで、

口や顔をしっかりと動かすこと。

そして何より話すこと。

今日は何があった?

どんな楽しいことをした?

どんな嬉しいことがあった?

困ったことはあったかな?

教えて、教えて。

話すのが楽しい!

という環境を作って、

話す機会を日々もってあげて下さいね。