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Yunotsu Kodomo Note
2025.08.01 - 8:18 PM Yunotsu Kodomo Note

しょくんって、どういういみ?

保育園を訪ねて行きました。

夏の陽光の下、砂を掘る子、水を汲む子、虫を探す子・・・、子ども達が園庭でそれぞれ思い思いに遊んでいます。

「そろそろ入るよ~」

先生の促しで、順々に水を浴びてスッキリして屋内に入っていきます。

中に入ると、先生が設定したサーキットを子ども達が回っていました。ジャンプしてタンバリンを叩き、凸凹道を歩き、隙間を飛び越えていきます。どの子もいそいそと楽しげです。

順番待ち、順番抜かし、注意、小競り合い、ゆずり合い、応援、励まし、と賑やか。

その後は先生と歌遊び、年長さんによるパネルシアター鑑賞、そしてお待ちかねのお昼ごはん。

ごはんを食べた後は、お昼寝の時間です。寝巻に着替えた子ども達が集まってきます。今日は何を読んでもらう?寝る前に絵本を読んでもらいます。お当番さんが本を選びました。選ばれたのは11ぴきのねこシリーズの1冊。

絵本を手にした先生を中心に、半円状に子ども達が座ります。わくわく期待に前のめり。

ねこたちがリーダー格のとらねこ大将に引率されて遠足に出掛けます。道の途中に立て札があって禁止事項が書かれています。

『は、な、を、と、る、な』先生が一文字ずつ、指をさしながら読み上げます。ひらがなの読める子や、内容を覚えている子が先生と一緒に声を合わせています。

ねこたちは所々で立札に遭遇しながら遠足を続けます。途中でとらねこ大将が他のねこたちに声を掛けました、『よし、しょくん、』

一人の子が言いました「しょくんって、どういういみ?」

隣に居た子が答えます「みんなっていういみだよ」

絵本の効果を目にした瞬間でした。

言葉の学びに絵本はとても有用です。

絵を手掛かりに語られる内容を理解していきます。新しい言葉に出会い、その言葉がどういう意味で、どうやって使われるのか、文脈から知っていきます。

お話に登場する人や生き物に自分を重ね合わせます。新しい出来事にドキドキ、失敗してどうしよう?、何とか解決してほっとして、やり遂げて誇らしげ。様々な出来事を追体験し、色んな心の動きを感じます。

子ども達は読んでもらうことを喜んでいる様子。

読み聞かせってやっぱりいいなと思います。

Yunotsu Kodomo Note

2025.12.01
食べたい、けど食べたくない!

今回は、言語外の領域で考える、ということについて書いてみます。

人は、考える時に脳内で膨大な量の情報を処理しているけれど、言葉に出来るのはそのうちのほんのわずかな部分でしかないと聞きました。

へえ、そうなのかと思っていたところ、確かに人は言葉以外の領域で沢山のことを考えていると実感したエピソードに遭遇しました。

乳児さんが離乳食を食べる時の口と舌の動きを確認したくて、保育園を訪ねた際に0歳児の部屋でお昼ごはんの様子を見学させてもらいました。

10カ月の子が嬉しそうに、ご機嫌でお昼ごはんを食べています。

保育士の先生が、ごはんやおかずをスプーンに掬って口元へと運ぶと、口を開けて待ち構えています。パクリとスプーンをくわえて、上手に口の中に取り込みます。もっとちょうだい、あれがたべたい、と仕草や声でアピールします。

私も食べさせてみようと、保育士の先生に代わってもらい、スプーンで掬ってごはんを口元へと運びました。

私がスプーンを持った時点で怪訝な顔をします。絶賛、人見知りの時期です。当然でしょう。

とはいえ、怪訝な顔をしながらも口元に運ばれたスプーンに向かって口を開け、体を乗り出しました。

が、ピタッと動きが止まりました。口を開けたまましばらく躊躇したあと、口を閉じて体を引いてしまいました。スプーンを近付けても、もう口を開けてくれません。しまいにはプイっと横を向いてしまいました。

この間、この子の頭の中では色んな思いや考えが行き交ったはずです。

言葉にしてみるとこんな感じでしょうか?

ごはんおいし~♪

えっ?なに?このひとがたべさせるの?

え?だれ?なんで?だいじょうぶ?え?え?

あ、ごはんきた。

あ~、、、(ん)ちょっと、いやかも?

う~ん、なんかいやなきもち、、、。

どうしよう?ごはん、たべたいけど、、、。

やっぱりむり!たべたくない。

いやだ、たべないっ!

ぷいっ。

分かる言葉が徐々に増えてきているとはいえ(「まんま」「バイバイ」「ちょうだい」などに反応してくれます)、上述のような言葉は恐らくまだ身に付いていないだろうと思います。

けれど、この子が「考えていた」ことは間違いないでしょう。言葉にならない領域で目まぐるしく考え、結果として行動を決めたはずです。(食べたい、けど、食べたくない!プイッ)

確かに言葉にならない領域で、膨大な量の情報が行き交っている、と実感させてもらったエピソードでした。

子どもの発達過程は本当に興味が尽きませんね。