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Yunotsu Kodomo Note
2025.08.10 - 9:54 PM Yunotsu Kodomo Note

chatGPTと問答

遅ればせながら、最近になって時々chatGPTを使っています。Open AIがchatGPTを公表してからもう少しで3年。あっという間にAIは進化浸透し、あちら、こちら、知らないところで恩恵を受けつつも、自分から使うことなく年月が過ぎ・・・。

使ってみてどうだったか?面白いですね!非常に魅力的。

質問に対してとても自然な応答をしてくれます。まるで感情と意志を持っているかのようです。

守備範囲が広く、知識の量に舌を巻いてしまいます。ただし苦手分野はあるようで、専門性が高い領域、秘匿性が高い領域、最新の情報などは弱いと教えてくれました。

回答の速さも驚きです。少々長い質問にもまさに瞬時に応えてくれます。

質問の仕方が悪くても何とか答えてくれます。質問を分析し、項目に分け、箇条書きで答え、更にはまとめまで提示。

chatGPTに質問して、回答内容から疑問が湧いてまた問うて・・・1時間が過ぎ、2時間近く経ってしまいました。恐るべしchatGPT。

使いながら感じたのは、言葉の力が重要だなということ。chatGPTは本当に何でも答えてくれます。けれど、まさに知りたい有益な情報を引き出せるかは、質問の仕方(文章力)に左右されました。湧いて来た疑問を適切に言語化することで、より深い答えが得られる可能性が高まります。chatGPTが理解しやすいように、ぴったりくる言葉で具体的に分かりやすく質問する。

沢山の言葉を知っていること、言葉の並びに気を配ること。まるで人に問うように、chatGPTにも気を使って問うてみます。

それに、回答を批判する力も必要です。chatGPTにも苦手な分野がありますから、鵜吞みにせず、これはどこまで正しいのだろうか?と疑うこと。これも言葉の力です。

やり取りの中でchatGPTが『AIは感情や経験に基づく意志をもちません。ただ入力されたテキストに対して、最も適切だと考えられる応答を生成しているにすぎません。私のような意識のないAIが疑問をもつことはありません』と言いました。疑問を持ち、問いを立てることが出来るのは、人が行動し、感じることが出来る存在だからなのだなと気付かされました。そして言葉をもっているから。

AIはとても便利です。今後ますます進化し、社会に浸透し、人の役に立ってくれるでしょうね。AIの力を存分に活用するために、しっかり体を使って経験し、感情を動かし、疑問を持つこと、その疑問を表現するための豊かな言葉をもつこと、そしてより適切な答えに辿り着くための批判的視点をもつことが大切だなぁと感じました。

Yunotsu Kodomo Note

2026.01.10
頭の形と性質と環境と

ここ何年か、健診の場で「頭の形が気になる」という声を聞くことが増えました。

以前はほとんどない質問でしたが、近年、子育て世代の間で話題になっているのでしょうか?

頭の形を整えるヘルメット療法も広く知られるようになり、頭の形外来もポツポツと増えてきたと感じます。

では、どういう頭の形が気になるのか?

圧倒的に多いのは、左右どちらか片方の後頭部がペタンコになっている。

次いで、後頭部がペタンコで、いわゆる絶壁になっている。

その他、頭が前後に長い、こめかみ部分が凹んでいる、おでこが出ている、後頭部に凹んでいるところがある、などなど。

赤ちゃんは、これからどんどん大きくなっていく存在です。

健診では、身長、体重、頭囲を計測しますが、通常まず大きくなるのは頭です。

赤ちゃんは、頭→身長→体重、の順で大きくなっていきます。

赤ちゃんの頭の骨は柔らかいので、ずーっと同じところに圧がかかり続けると、その部分は平らになってしまいます。

丸めた粘土を平らな板の上に置いたら、板に接している部分は平らになりますよね?

重力が働いて、粘土全体の重さが、板と接している部分にかかってきます。

同様に、赤ちゃんの頭にも重力がかかります。

となると、例えばずっと右を向いていたら?頭の右側は平らになりますよね。

赤ちゃんは、何としてでも頭を大きくしたいので、圧がかかっていない部分で大きくするしかありません。結果として頭の形は真ん丸ではなくなってしまいます。

頭の骨のどの部分にどのように圧がかかっているのか?が、頭の形を決めていくことになるのですね。

ここで絡んでくるのが、持って生れた性格と、筋肉の質などの体質。それに加えて環境です。

例えば、おっとりしていて筋緊張が低くて柔らかい赤ちゃんだと、あまり動かず静か~に上を向いたまま、だったりします。

「静かにしてくれてて、ありがたいわ♡」と放っておかれると、ますます上ばかり向くことになります。

結果として後頭部がペタンコの絶壁になりますね。

あるいは、好奇心旺盛で右向き癖のある赤ちゃんの、右側に色んな刺激があったら?

ベビーベッドの左側は壁。そっちを向いてもツマラナイ。

一方、右側には人がいる、右側で物音がする、右から話しかけられる、右の方が明るい、右側に気になるものが沢山ある!

断然、右を向きたくなりますよね?

結果的に右の後頭部がペタンコになります。

つまり赤ちゃんが持って生れた性質に、周囲の環境も大きく影響するのですね。

変形が強くなると、ますます頭の向きが固定されて、更に変形が強くなっていくこともあります。

これから、どんどん発達していく赤ちゃんにとっての理想はやはり、できるだけ左右差のない姿勢と体の使い方、です。

赤ちゃんをよくよく見て、どう関わり、どう環境を整えたら、右も左も大きな差がなく自在に使えるようになるかな?と試行錯誤してあげてほしいなと思います。

ただし、中には頭蓋縫合早期癒合症といった頭蓋骨の病気のこともありますから、頭の形が気になったら一度かかりつけの先生に診てもらって下さいね。