いくつかの市町で発達相談を担当させてもらっています。相談の場にやって来るのは、だいたい2歳~6歳の子ども達。多くは4、5歳です。
相談の場では可能であれば絵を描いてもらいます。ノリノリで描くのか?しぶしぶ描くのか?座る姿勢、利き手の使い方、反対の手の使い方、色鉛筆やクレパスの持ち方、どんな色でどんな絵を描くのか?絵を描いてもらうことで沢山の情報が得られます。
色鉛筆やクレパスを使う時、まずは姿勢が安定していることが必要です。そして肩と肘と手首が、安定して固定されていることが必要になってきます。
小さな子達は肩から大きく描きます。そのうち肘から描くようになります。続いて手首から。徐々に細かく精緻な動きが出来るようになり、ダイナミックな線が繊細な線へと変化していきます。結果として、自分の頭の中にあるイメージを細部まで表現できるようになっていくのです。色もはみ出さずに塗れるようになっていきます。
そこまで出来るようになれば、文字を書くことも、そう難しくはありません。マスの中にひらがなを書く。角をしっかり取ってカタカナを書く。画数の多い漢字を書く。徐々に進んで行くでしょう。
以前、保育園を訪ねて行った時「絵を描くよ~」の先生の声に、小さな1歳児が嬉しそうに、我も我も、と先生の傍に集まってきました。どの子も描きたくてたまらない様子。
けれど、年を経るごとに描くのがイヤになる子ども達もいます。描くもののイメージが湧かないというのもあるでしょう。一方で身体や手が上手く使えないからという子もいそうです。そのまま小学校に行ったら、文字を書くのも好きじゃなくなるかも。
描きたいという情熱を失わず、描くことも、更には書くことも好きになる。その背景として、身体や手の使い方が上手になっていくこともまた大切なのだと思っています。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。