乳児健診にふたごが来ました。一人ずつご両親にそれぞれ抱っこされています。
一人の子の問診票の『気になること』欄に「ほとんど泣かないのが心配」とありました。詳細を聞いてみると、お腹が空いても泣かない、おしっこやうんちをしても泣かない、もう一人の子にぎゅうっと押されても泣かない、お腹がすごく空いたらようやく泣く、とのこと。おっとりした性格なのでしょうか?手が掛からなさそうです。
一方、もう一人の子はとてもよく泣くとのこと。お腹が空いたら泣く、おむつが濡れたら泣く、物音がしたら泣く、もう一人の子の足が当たったら泣く、とにかく泣く。自己主張の強いタイプでしょうか?手が掛かりそうです。
この子はちっとも泣かないけど、どう感じているのか?不快ではないのか?
この子が泣いているのは何故か?何が不快だと感じているのか?
私達は、自分自身が感じているように相手も感じていると捉えがちですが、実際のところ感覚の感じ取り方は実に様々です。鈍い子もいれば、敏感な子もいる。許容範囲が広い子もいれば、狭い子もいる。この子の感じ方はどうか?よくよく観察してみないと分かりません。
おっとりした子はあまり手が掛からないけれど、放っておくと未経験のことが多くなることもあります。感じ方には慣れも生じてきて、敏感さは成長と共に変化していくことが多いです。
感覚には、いわゆる五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の他に、筋肉や関節の感覚、頭の位置の感覚、内臓の感覚なんかもあります。
この子はどう感じているのかしら?どんな環境が快適?どんな環境が必要?目の前の子にご自身を重ねてみて、環境の設定について試行錯誤してみて下さいね。
ところで泣く子と泣かない子が同時に目の前にいたら、「泣く」よりも「泣かない」が心配になるのだとおもしろく感じました。とはいえ、これは親御さんのキャラクターや状況にもよるのでしょう。皆さんだったらどうですか?
こんばんは。
日中は素晴らしく晴れ、星空も美しい温泉津です。
今日は発達と睡眠について書こうと思います。
4歳の女の子とお母さんが、発達相談に来られました。
マイペースで集団参加が難しい、
こだわりがある、
手先が不器用、
などの指摘があり、
保育園の先生からの促しで受診です。
診察室へは抵抗なくスタスタと入室し、
目に入った玩具へと一目散に向かいました。
玩具を手に取り、遊び始め、お母さんの声掛けや促しでは着席しません。
しばらく遊んだ後、お母さんの丁寧な声掛けで、一旦着席しました。
言葉でのやり取りに応じましたが、ちぐはぐで、
問いかけにはズレた答えが返って来ます。
すぐに気が逸れ、机の上にあった玩具の箱へと注意が移りました。
絵を描いてもらうよう提案すると、
機嫌よく同意し、イキイキと描き始めました。
肩や手に力が入り、色鉛筆の使い方に、ぎこちなさがあります。
行動や様子を見ていると、発達特性があると感じます。
加えて気になるのは、目の下のクマ。
白い肌にくっきりと目立ちます。
お母さんに話を聞くと、寝つきが悪く就寝が23時頃とのこと。
場合によっては0時をまわることも。
朝は7時頃起床。
4歳の子にとっては、少ない睡眠時間です。
私達が眠っている間に、体内では一体何が起きているのか?
身体の疲労回復、
脳自体のメンテナンスとクリーニング、
記憶の定着、
脳神経回路の整理、
などなど、
実に様々で大事なことが行われています。
では、眠りが不足するとどうなるか?
イライラしやすくなったり、
ぼーっとしたり、
ダルさを感じたり、
うっかりミスを連発したり、
やる気が無くなったり・・・
そんな経験ありますよね?
特性のあるお子さんの場合、
睡眠が不足すると、より特性が目立つこともあります。
十分な長さの質のよい睡眠はとても大事。
実際、睡眠の状態が改善したことで、
日中の行動が落ち着き、
発達がぐんっと進んだ子達もいます。
夜の睡眠の準備は、朝起きた時から始まっています。
まずは早起きから。
家族ぐるみで取り組んでもらえるといいなと思います。