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Yunotsu Kodomo Note
2025.12.01 - 9:27 PM Yunotsu Kodomo Note

食べたい、けど食べたくない!

今回は、言語外の領域で考える、ということについて書いてみます。

人は、考える時に脳内で膨大な量の情報を処理しているけれど、言葉に出来るのはそのうちのほんのわずかな部分でしかないと聞きました。

へえ、そうなのかと思っていたところ、確かに人は言葉以外の領域で沢山のことを考えていると実感したエピソードに遭遇しました。

乳児さんが離乳食を食べる時の口と舌の動きを確認したくて、保育園を訪ねた際に0歳児の部屋でお昼ごはんの様子を見学させてもらいました。

10カ月の子が嬉しそうに、ご機嫌でお昼ごはんを食べています。

保育士の先生が、ごはんやおかずをスプーンに掬って口元へと運ぶと、口を開けて待ち構えています。パクリとスプーンをくわえて、上手に口の中に取り込みます。もっとちょうだい、あれがたべたい、と仕草や声でアピールします。

私も食べさせてみようと、保育士の先生に代わってもらい、スプーンで掬ってごはんを口元へと運びました。

私がスプーンを持った時点で怪訝な顔をします。絶賛、人見知りの時期です。当然でしょう。

とはいえ、怪訝な顔をしながらも口元に運ばれたスプーンに向かって口を開け、体を乗り出しました。

が、ピタッと動きが止まりました。口を開けたまましばらく躊躇したあと、口を閉じて体を引いてしまいました。スプーンを近付けても、もう口を開けてくれません。しまいにはプイっと横を向いてしまいました。

この間、この子の頭の中では色んな思いや考えが行き交ったはずです。

言葉にしてみるとこんな感じでしょうか?

ごはんおいし~♪

えっ?なに?このひとがたべさせるの?

え?だれ?なんで?だいじょうぶ?え?え?

あ、ごはんきた。

あ~、、、(ん)ちょっと、いやかも?

う~ん、なんかいやなきもち、、、。

どうしよう?ごはん、たべたいけど、、、。

やっぱりむり!たべたくない。

いやだ、たべないっ!

ぷいっ。

分かる言葉が徐々に増えてきているとはいえ(「まんま」「バイバイ」「ちょうだい」などに反応してくれます)、上述のような言葉は恐らくまだ身に付いていないだろうと思います。

けれど、この子が「考えていた」ことは間違いないでしょう。言葉にならない領域で目まぐるしく考え、結果として行動を決めたはずです。(食べたい、けど、食べたくない!プイッ)

確かに言葉にならない領域で、膨大な量の情報が行き交っている、と実感させてもらったエピソードでした。

子どもの発達過程は本当に興味が尽きませんね。

Yunotsu Kodomo Note

2026.06.17
曖昧な発音には

こんばんは。

今日は滑舌について書こうと思います。

発達相談に来たのは5歳の男の子。

言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。

話しはするものの、

音が曖昧で聞き取りづらさがあり、

聞き返しが必要なことがある。

慣れている家族だと分かるけれど、

慣れていない人だと中々通じない。

言葉の発達がゆっくりで

1歳半健診では意味のある言葉が

まだ出ていませんでした。

2歳頃までに単語が増えたものの、

2語文が出始めたのは3歳頃。

3語文は4歳までには出て来るように。

5歳になった今、文章で話しますが、

話すことが得意か?

と言うとそうでもなさそうです。

質問すると、

単語か、首を振るかで応じます。

家では?というと、

聞かれたら答えるけれど、

自分からはあまり話さない。

必要に迫られると

訥々と話すという状態。

ご飯を食べる時によく噛みますか?

と確認すると、

あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。

言葉を話すには口の運動が必要です。

つまり唇や舌を自在に扱えること。

それに呼吸運動も必要です。

出したい音の形を口で維持して、

息を吐く。

言葉が明瞭になるために

何をしたらよいか?

ご飯の時にしっかり噛む。

ブクブクうがいをする。

シャボン玉、笛、などの吹く遊び。

あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。

日常生活動作や遊びで、

口や顔をしっかりと動かすこと。

そして何より話すこと。

今日は何があった?

どんな楽しいことをした?

どんな嬉しいことがあった?

困ったことはあったかな?

教えて、教えて。

話すのが楽しい!

という環境を作って、

話す機会を日々もってあげて下さいね。