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Yunotsu Kodomo Note
2026.02.03 - 7:36 PM Yunotsu Kodomo Note

ねんねとミルク

こんばんは。

子どもの言葉の獲得に関して、考えさせられたエピソードがあったので、書いてみます。

言葉が遅いことが気になると、発達相談に来られたのは、外国籍のご両親と日本生まれの日本育ちの女の子。

保育園に通い始めたのは1歳から。

2歳を過ぎた現在、ゆっくりと単語が増えて来て、最近は二語文も出るようになってきたとのこと。

おままごとを介して、大人とやり取りする様子を見ていると、表情の変化があまりなく、視線を交わすことも少ない印象。

何となく気になるところがあります。

これからも日本で暮らしていくのだから、日本語が話せるようになってほしい、とご両親はカタコトの日本語で子育てしています。

家でも日本語、保育園でも日本語。

なので、この子の口から出てくるのは日本語です。

ご両親の気持ちも分からなくはありません。

日本で暮らしていくのだから、困らないように日本語が話せるようになってほしい。

でもね、と思います。

ご両親の日本語はカタコトです。

スマホの翻訳アプリを使いながら会話するものの、どこまで伝わっているのか?心許ない気持ち。

ご両親が、この子に日本語で話しかける様子を想像してみました。

語りかけたいこと、伝えたいことがあっても、えーと、日本語ではどう表現するんだろう?ってなるでしょう。

この表現は使える!という表現ばかりを使うかも知れません。

日本語で表現するのが難しくて、まぁいいか、と曖昧に微笑むだけになることもあるのではないかな?

私がカタコトの英語で子育てすると、きっとこうなりそう。

ご両親が、日本語ネイティブ並みに、日本語を操れるならよいと思うのです。

でも現状そうではありません。

それに「お父さんとお母さんが、自分には分からない言葉で話していたら、不安になるんじゃないかな?」

その場にいた人が指摘しました。

ハッとしました。

確かにそうです。

自分に向けて語られる言葉とは別の言葉で、お父さんとお母さんはお喋りしている。

私には、その言葉は使われない。

不安、疎外感、疑問・・・

この子は一体、どんな気持ちで過ごすのかしら?

日本で日本語で育っている子ども達も、大人同士が会話していたら割り込んで来ますよね?

何の話をしているのかが、気になります。

「聞いて、お母さん、あのさ・・・」と、話を聞いてもらいたがりませんか?

自分も会話に交ぜてほしいと感じています。

更に言うと、母語って、単なる言葉ではないんじゃないか?と思うのです。

ひとつひとつの単語に込められた、膨大な情報があるんじゃないか?

この子の母語は、日本語になるのかな?

これから、どれだけの日本語を実体験とともに豊かに、浴びていくかで決まるのかしら?

「ねんね」と「ミルク」。

この子が話せる、お父さんとお母さんの母国語です。

赤ちゃんだった頃に、繰り返し繰り返し、語りかけられたのでしょう。

何だか切なくなります。

色んな考え方があって、もちろんいいと思います。

ご両親がこの子に日本語を身に付けてほしいと願うのなら、この子のために出来る限りの手助けをして環境を整えたい。

どうか、豊かな言葉を身に付けていけますように。

Yunotsu Kodomo Note

2026.02.13
眠ってのびる

こんばんは。

日中は素晴らしく晴れ、星空も美しい温泉津です。

今日は発達と睡眠について書こうと思います。

4歳の女の子とお母さんが、発達相談に来られました。

マイペースで集団参加が難しい、

こだわりがある、

手先が不器用、

などの指摘があり、

保育園の先生からの促しで受診です。

診察室へは抵抗なくスタスタと入室し、

目に入った玩具へと一目散に向かいました。

玩具を手に取り、遊び始め、お母さんの声掛けや促しでは着席しません。

しばらく遊んだ後、お母さんの丁寧な声掛けで、一旦着席しました。

言葉でのやり取りに応じましたが、ちぐはぐで、

問いかけにはズレた答えが返って来ます。

すぐに気が逸れ、机の上にあった玩具の箱へと注意が移りました。

絵を描いてもらうよう提案すると、

機嫌よく同意し、イキイキと描き始めました。

肩や手に力が入り、色鉛筆の使い方に、ぎこちなさがあります。

行動や様子を見ていると、発達特性があると感じます。

加えて気になるのは、目の下のクマ。

白い肌にくっきりと目立ちます。

お母さんに話を聞くと、寝つきが悪く就寝が23時頃とのこと。

場合によっては0時をまわることも。

朝は7時頃起床。

4歳の子にとっては、少ない睡眠時間です。

私達が眠っている間に、体内では一体何が起きているのか?

身体の疲労回復、

脳自体のメンテナンスとクリーニング、

記憶の定着、

脳神経回路の整理、

などなど、

実に様々で大事なことが行われています。

では、眠りが不足するとどうなるか?

イライラしやすくなったり、

ぼーっとしたり、

ダルさを感じたり、

うっかりミスを連発したり、

やる気が無くなったり・・・

そんな経験ありますよね?

特性のあるお子さんの場合、

睡眠が不足すると、より特性が目立つこともあります。

十分な長さの質のよい睡眠はとても大事。

実際、睡眠の状態が改善したことで、

日中の行動が落ち着き、

発達がぐんっと進んだ子達もいます。

夜の睡眠の準備は、朝起きた時から始まっています。

まずは早起きから。

家族ぐるみで取り組んでもらえるといいなと思います。