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Yunotsu Kodomo Note
2026.03.04 - 8:48 PM Yunotsu Kodomo Note

場が変わると

こんばんは。

朝から青空!と思っていたら曇り、一時的に雨も降った温泉津です。

今日は、環境と子どもの行動について書いてみようと思います。

3歳の男の子が、お母さんと発達相談に来ました。

お母さんは、男の子の落ち着きのなさが気になる、とのこと。

家でも保育園でも同様で、じっとしていることが難しい。

家では食事の時に、ひと口食べては動き、ひと口食べては遊び、

結局お母さんが食べさせることに。

保育園ではゴソゴソするものの、

座って最後まで自分で食べている。

気になる物があると、周りを見ずにパッと飛び出して行ってしまい危険。

保育園では一斉指示で行動することが難しく、一人で別のことをしがち。

お友達や兄弟とやり取りする時の声が大きい。

診察室では?

室内に入って、まず目に入った玩具箱の方へと

吸い寄せられていきました。

が、声を掛けると、すんなり戻って来て座りました。

名前を聞くと答え、年齢を聞くと三本指で示します。

好きな遊びは?

くるま。

お絵描き、積み木、おままごと。

ノリはよいのですが、遊び込めず、

すぐに次の遊びへと移行してしまいました。

この間、勝手に行ってしまうことはなく、

他の玩具は?と要求の際には、

必ず視線をこちらに向けて静かな声で訴え、

承諾を得ようとします。

遊びの途中でピタッと動きが止まりました。

空調から少し異音が聞こえてきます。

何か変な音がしたね、

と声を掛けるとチラッとこちらを見て頷き、

また遊び始めました。

色んな玩具で遊んだ末にブロックにはまりました。

頭の中でイメージし、手元にあるブロックで

イメージを具体化させています。

ブロックを動かしながら、

セリフや効果音を声に出しています。

完全に集中。

声が徐々に大きくなっていきました。

お母さんとのお話が終わり、男の子に声を掛けます。

お待たせ。終わったよ。

えっ?!という表情になりましたが、

終了はスムーズでした。

お母さんに、片付けようと言われて

一緒に片付けます。

元気に、バイバイ!と言って、

走って去っていきました。

家や園での姿と、診察室での姿は全く異なったようです。

お母さんが、いつもの姿を見てほしかった、と言いました。

場が変わると、

空間の大きさ、置かれている物や配置、居る人と人数、などなど、

見える物、聞こえてくる音、雰囲気が異なります。

つまり、入って来る刺激が異なる、とも言えます。

やり取りの途中で、空調の音の変化に

敏感に反応する様子がありました。

大人なら無視していたような音です。

どんな場で、

どんな刺激を、

どのように感じ取っているか?

で、子どもの行動は変化します。

この行動の背景には、この場の環境が絡んでいるのかも?

という視点からも、子どもを捉えてみてあげて下さいね。

環境を整え、刺激の入り方を変えることで、

子どもの行動が変わっていく可能性がありますよ。

Yunotsu Kodomo Note

2026.03.16
左を向きたい

こんばんは。

空気は冷たいけれど、久々に一日よく晴れた温泉津です。

今日は、体の左右差について書こうと思います。

3カ月の赤ちゃんがご両親に連れられて来ました。

体が歪んでいるのが気になるとのこと。

新生児期の頼りなげな様子が抜けて来て、

3カ月ながら顔つきや肌の感じも

しっかりしてきています。

じっと視線を合わせ、きれいに追視します。

笑いかけると笑い返してくれます。

両手が同時に動くこともありますが、

片方の手を口に運ぶ様子もあります。

左への向き癖があるようですが、

ご両親の関りで右へも向き、

正中にもしっかりと頭を維持します。

股関節は左への向き癖の影響で

右側が若干硬め。

大腿の皺に左右差もあります。

うつ伏せにすると、

確かに、背中が曲がっています。

右に凸に湾曲。

背骨がどうというわけではなく、

左への向き癖が影響している

と考えられました。

うつ伏せにした時にも

頭は左へと向きやすく、重心が右に偏っています。

股関節は左の方が開きやすく、

右は真っすぐになりがち。

仰向けと同様に、

頭を正中にあるいは右向きへと促すこと、

体幹から下半身が真っすぐになるよう

姿勢を整えることをお伝えしました。

向き癖から体全体の左右差や、

体の使い方の左右差へと繋がることはあります。

人の体は完全に左右対称

というわけではありませんが、

小さいうちは出来るだけ

大きな左右差なく進んで行くといいな

と思っています。

しかし、お父さん、お母さんは

この赤ちゃんのことをよく見ているな

と感心です。

追視やあやし笑いや表情の豊かさからも、

しっかりと関心を向けられ、

相手をしてもらっているのだろうな

と感じるところがありました。

赤ちゃんの様子には

周囲の環境が反映されているのですね。