こんばんは。
チーチー、ホーホケキョ、
続いてカアァカアァと
朝から賑やかな温泉津です。
今日は子どもの言い分を聞く
ということを書いてみます。
発達診療歴40年超の先生にお誘い頂いて、
オンライン相談会に参加しました。
発達に関してはイロハのイから
この先生に学び、
今も学ばせて頂いています。
発達凸凹のある子どもに関する相談会
ということで、
子育て中の親御さんが相談事をお話しされ、
先生が回答していくという会でした。
小学生の男の子2人を育てている
お父さんとお母さんが質問されます。
必要な日常生活動作が
まだ十分に習慣化されていなくて困っている。
どう教えて行ったら身に付くのか?
具体的には
ランドセルを片付けない、
鉛筆を削らない、
プリントを出さない、
ファイルすることが出来ない、etc.
ルーティン化するためには、
やることを絞った方がいい。
それは今身に付けるべきスキルか?
もう少し先でもよいスキルか?
検討する。
出来ている時もあるのであれば、
それはどういう時か?
その条件を言語化して伝える。
などなど。
先生の回答を興味深く聞きます。
私にはない視点からの回答が出てきたりして、
おおっとなったり、ハッとしたり、
学ぶところが沢山あります。
お父さんとお母さんも、そういえば、と
思い当たるところがあるようで、
エピソードを語り始めたりされます。
お子さんに対する理解が
より深まっていっているようでした。
お父さん、お母さんと先生とのやり取りを
聞きながら感じたのは、
お父さんとお母さんが
お子さんの特性をしっかりと認め、
受け入れ、理解しようとしている
ということでした。
その上で対応の仕方を試行錯誤されています。
先生が言われました。
お子さんの言い分に耳を傾けているから、
お子さんがお父さん、お母さんと一緒に
自分の行動の振り返りをすることが出来るんですよ。
責められていると感じたら、
聞く耳を持たないですから。
お父さんとお母さんは、
自分の言い分を聞いてくれる、
自分のことを丸ごと受け止めてくれる、
という安心感。
だからお父さんとお母さんの言うことにも
耳を傾け、出来ることはやってみよう、
改善しようと努力する。
まずは子どものありのままを受け止めることが
出発点なのだなと思います。
その上であれやこれやと試行錯誤していく。
子どもの特性や性格は本当に様々で、
日々、相談や診察の場で学ばされています。
こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
保育園を訪ねて行きました。
園庭で子ども達が遊んでいます。
こちらに気付いて「何しに来たの?」と聞く子、
「ダンゴムシ!」と虫カゴを見せにくる子、
こちらをジッと見たまま固まっている子、
様々です。
風が吹いて、桜が舞ってキャーっと楽しそう。
「もう!桜が邪魔する!」と言いながら、
せっせと花びらを摘まんでいる子もいます。
園の先生が言います。
あの子が少し気になるんです。
年中さんの女の子。
スローペースにマイペースで
活動に参加しています。
一斉指示で動けない訳ではありません。
けれどテンポが遅くて、
他の子と同時には動けていません。
動きが止まっていることもあります。
時に別のことを始めてしまうことも。
個別に声掛けをして促すと
おっとりと応じます。
身の回りのことは自分で出来るし、
大人しくて優しいので
他の子とトラブルになることもまずありません。
けれど、このまま小学校に上がったら?
他の子ども達に、学習に、ついていけるだろうか?
先生が心配しています。
小学校に上がると
保育園程の手厚さで関わってもらうことが
難しくなります。
先生の目が届かない時間が増えます。
毎日新しいことを学んでいく環境に
身を置くことになります。
大人しくてトラブルを起こすこともないと、
困っていることに気付いてもらいにくいことがあります。
今のうちから何らかの支援に
つながった方がよいのではないか?
保護者さんは特に気にされている様子もなく、
必要性も感じられていないようです。
集団の中だからこそ、
多くの子ども達を見ているからこそ、
見えてくる子どもの姿があります。
どうしたら必要な支援に繋げていけるのか?
もどかしいことも多々あるのです。