こんばんは。
お隣、江津市の知人宅で
ツバメが子育てを始めていました。
そんな石見地方です。
今日も言葉への関りについて書いてみます。
発達相談に来たのは3歳の男の子とご両親。
相談内容は、言葉が遅い。
3歳になった今も言葉は単語レベルです。
アンパン、ネーネ、イヤ、どうぞ、あっち、etc.
出てくる単語は増えつつありますが、
まだ二語文も出ていません。
言っていることは分かっているようで、
簡単な指示には従います。
診察室での様子を見ていると、
人への関心は高く、
人と一緒に遊ぶことを楽しみます。
表情の変化も豊かです。
要求があると、
視線、
寄って来る、
声を出す、
差し出す、
指差し、
などで訴えます。
誰かと何かを共有することも嬉しいよう。
家でも同様に
言葉以外の方法で要求を伝えることが
ほとんど、とのこと。
家族構成は、というと、
お父さん、お母さん、お姉さんが3人。
上2人のお姉さんは中学生と小学生で、
年が少し離れています。
面倒見がよく、しっかりと男の子の
相手をしてくれるとのこと。
何か要求があると、
サッと察知して対応してくれるよう。
男の子は、言葉が要らない環境にあるのです。
言葉には気付いているので、
簡単な指示には従いますし、
単語は出ています。
けれど、単語以上の表現は不要です。
言語外のコミュニケーションで
充分事足りているのです。
お父さん、お母さんもそこは感じられていて、
言っていることは分かっているので
焦ってはいません。
環境のせいもあるかなと思っています。
ただもう3歳になるので一応来ました。
とのこと。
確かに、今のところ男の子にも家族にも、
困り感はありません。
けれど、家の中だけで男の子の生活が
完結するわけではありません。
言葉を引き出す関りを
していってもらえたら、と思います。
沢山の新しい言葉を聞かせるとともに、
要求の言葉が出てくるのを
少し待ってあげる。
言葉が伝わる嬉しさを
感じる経験を積んでいく。
男の子が持っている可能性を
豊かに表出させる関りをぜひ、
と思います。
こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
保育園を訪ねて行きました。
園庭で子ども達が遊んでいます。
こちらに気付いて「何しに来たの?」と聞く子、
「ダンゴムシ!」と虫カゴを見せにくる子、
こちらをジッと見たまま固まっている子、
様々です。
風が吹いて、桜が舞ってキャーっと楽しそう。
「もう!桜が邪魔する!」と言いながら、
せっせと花びらを摘まんでいる子もいます。
園の先生が言います。
あの子が少し気になるんです。
年中さんの女の子。
スローペースにマイペースで
活動に参加しています。
一斉指示で動けない訳ではありません。
けれどテンポが遅くて、
他の子と同時には動けていません。
動きが止まっていることもあります。
時に別のことを始めてしまうことも。
個別に声掛けをして促すと
おっとりと応じます。
身の回りのことは自分で出来るし、
大人しくて優しいので
他の子とトラブルになることもまずありません。
けれど、このまま小学校に上がったら?
他の子ども達に、学習に、ついていけるだろうか?
先生が心配しています。
小学校に上がると
保育園程の手厚さで関わってもらうことが
難しくなります。
先生の目が届かない時間が増えます。
毎日新しいことを学んでいく環境に
身を置くことになります。
大人しくてトラブルを起こすこともないと、
困っていることに気付いてもらいにくいことがあります。
今のうちから何らかの支援に
つながった方がよいのではないか?
保護者さんは特に気にされている様子もなく、
必要性も感じられていないようです。
集団の中だからこそ、
多くの子ども達を見ているからこそ、
見えてくる子どもの姿があります。
どうしたら必要な支援に繋げていけるのか?
もどかしいことも多々あるのです。