こんばんは。
久々に良く晴れた温泉津です。
今日は描くことについて書いてみます。
5歳の男の子がお母さんと一緒に
発達相談に来ました。
落ち着きがない。
一斉指示で動けないことがある。
就学を見据えた時に
心配が頭をよぎるようです。
男の子に向かって挨拶をすると
素直に応じます。
警戒する様子はあるものの、
話しかけると答えを返してきます。
自信のなさが感じられ、
こちらの様子を伺いながら慎重に答えます。
言葉でのやり取りをした後、
絵を描いてもらいました。
体はややグニャッとなりますが、
座る体勢を取ることは出来ます。
どの色が好き?
青。
青色の色鉛筆を右手に持ちます。
きちんと鉛筆持ちが出来ています。
右手で描き、左手は紙を押さえています。
働く車、パワーショベルを描きました。
キャタピラ、運転室、
アーム、アームシリンダー、バスケット、etc.
頭の中にあるイメージを右手で描いていきます。
手首を固定して細かい部分を描き、
肘で固定してアーム部分を描きました。
各内容によって自分の体を使い分けています。
就学前に、何が出来るようになっているとよいか?
色々あると思いますが、
ひとつは自在に鉛筆が操れることだと思います。
文字が書けなくても構いません。
(書けたら書けたでもちろんOKです)
文字は書けなくてもいいけれど、
文字が書ける手になっていること、は必要です。
枠の中に収まるように
文字が書けるようになるには、
座る姿勢が保てること、
利き手で鉛筆持ちが出来ること、
手首を固定して鉛筆を操れること、
反対の手で紙を押さえていること、
などが必要です。
描く時に、肩、肘、手首、
どの関節から手を動かして描いているかで、
どのくらい細かな動きが出来るかが変わってきます。
描くことの中に、書くことの土台が入ってます。
まずは、どうやって描いているか?の確認を。
そして、お絵描き、塗り絵、点繋ぎ、迷路、などなど、
遊びを通して、より細かな手の操作が出来るように
促していってあげて下さいね。
こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
保育園を訪ねて行きました。
園庭で子ども達が遊んでいます。
こちらに気付いて「何しに来たの?」と聞く子、
「ダンゴムシ!」と虫カゴを見せにくる子、
こちらをジッと見たまま固まっている子、
様々です。
風が吹いて、桜が舞ってキャーっと楽しそう。
「もう!桜が邪魔する!」と言いながら、
せっせと花びらを摘まんでいる子もいます。
園の先生が言います。
あの子が少し気になるんです。
年中さんの女の子。
スローペースにマイペースで
活動に参加しています。
一斉指示で動けない訳ではありません。
けれどテンポが遅くて、
他の子と同時には動けていません。
動きが止まっていることもあります。
時に別のことを始めてしまうことも。
個別に声掛けをして促すと
おっとりと応じます。
身の回りのことは自分で出来るし、
大人しくて優しいので
他の子とトラブルになることもまずありません。
けれど、このまま小学校に上がったら?
他の子ども達に、学習に、ついていけるだろうか?
先生が心配しています。
小学校に上がると
保育園程の手厚さで関わってもらうことが
難しくなります。
先生の目が届かない時間が増えます。
毎日新しいことを学んでいく環境に
身を置くことになります。
大人しくてトラブルを起こすこともないと、
困っていることに気付いてもらいにくいことがあります。
今のうちから何らかの支援に
つながった方がよいのではないか?
保護者さんは特に気にされている様子もなく、
必要性も感じられていないようです。
集団の中だからこそ、
多くの子ども達を見ているからこそ、
見えてくる子どもの姿があります。
どうしたら必要な支援に繋げていけるのか?
もどかしいことも多々あるのです。