こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
保育園を訪ねて行きました。
園庭で子ども達が遊んでいます。
こちらに気付いて「何しに来たの?」と聞く子、
「ダンゴムシ!」と虫カゴを見せにくる子、
こちらをジッと見たまま固まっている子、
様々です。
風が吹いて、桜が舞ってキャーっと楽しそう。
「もう!桜が邪魔する!」と言いながら、
せっせと花びらを摘まんでいる子もいます。
園の先生が言います。
あの子が少し気になるんです。
年中さんの女の子。
スローペースにマイペースで
活動に参加しています。
一斉指示で動けない訳ではありません。
けれどテンポが遅くて、
他の子と同時には動けていません。
動きが止まっていることもあります。
時に別のことを始めてしまうことも。
個別に声掛けをして促すと
おっとりと応じます。
身の回りのことは自分で出来るし、
大人しくて優しいので
他の子とトラブルになることもまずありません。
けれど、このまま小学校に上がったら?
他の子ども達に、学習に、ついていけるだろうか?
先生が心配しています。
小学校に上がると
保育園程の手厚さで関わってもらうことが
難しくなります。
先生の目が届かない時間が増えます。
毎日新しいことを学んでいく環境に
身を置くことになります。
大人しくてトラブルを起こすこともないと、
困っていることに気付いてもらいにくいことがあります。
今のうちから何らかの支援に
つながった方がよいのではないか?
保護者さんは特に気にされている様子もなく、
必要性も感じられていないようです。
集団の中だからこそ、
多くの子ども達を見ているからこそ、
見えてくる子どもの姿があります。
どうしたら必要な支援に繋げていけるのか?
もどかしいことも多々あるのです。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。