こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
今日は集団の中の子どもについて書いてみます。
保育園を訪ねて行きました。
子ども達が楽しそうに室内遊びをしています。
ブロック、創作、絵本、etc.
1歳児さん達がお絵描きを始めました。
椅子に座り、紙を前にしてスタンバイ。
太いペンが机の上に用意されました。
子ども達が我も我もと
ペンに手を伸ばし、ペンを取り上げます。
先生がポンッとキャップを取ると、
子ども達もポンッとキャップを取ります。
そしてペンを上から握り持ちして、
ぐちゃぐちゃー、
ぐいぐいぐいっ
と好きなように紙に描いていきます。
目の前で少し上のクラスのお姉さんが
2本のペンを持ち、トントントントン、
ペンで紙を軽く叩き始めました。
それをじっと見ていた1歳児さんが、
同じようにトントンと真似をします。
よく見て学び、意欲的にやってみようとします。
先生が言いました。
何となく気になるんです。
よく見てよく聞いて、
学ぶ力は高いし、理解もいい、
けど、何か気になります。
聞くと、以前にも似たような子が何人かいて、
年少、年中、年長さんとクラスが上がるにつれて
ちょっと手が掛かるようになったのだとか。
何人もの子ども達を
集団の中で見て来たからこその
気付きなのだろうと思います。
何らかの特性に、
こんなに早い段階で気付いてもらえる。
この子が抱えるかも知れない
課題を予見し、
では、どう関わり、
何を経験させていったらよいか
模索していく。
プロの視点だなと思います。
集団の中だからこそ見えてくる
困り感を把握し、
よい支援を受けるためにも、
園での様子はどうですか?と、
積極的に聞いてみて下さいね。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。