こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
今日も保育園での出来事について書いてみます。
子ども達が室内で思い思いに
遊んでいたところに、
先生が声を掛けました。
興味を示した子達が、
何だ何だ?と集まります。
先生がスカーフを取り出し、
手の甲に乗せ、
音楽に合わせて体を動かしました。
ラテン調のリズムに子ども達もノリノリです。
遠巻きに様子を見ていた子や、
絵本を読んでいた子なども
近寄っていって、釘付けになりました。
先生が2回程やって見せている間、
子ども達も何となく見様見真似で
身体を動かしています。
スカーフ要る人ー!?
と先生が声を掛けると、
ワーッと先生の元へと近寄っていき、
色んな色のスカーフをそれぞれ手に取りました。
あかー!
私はピンク!
あおー!
みてみてー!
一人ポツンと立ったままの子がいます。
先生に、
ちょうだい、
と言い出せずにいるようです。
スカーフを持っていないことに
先生が気付いて、
要る?
と声を掛けました。
頷きます。
黄色いスカーフが手渡されました。
音楽が始まります。
手の甲にスカーフを乗せたまま
歌詞に合わせて、
手を上げたり、下げたり、
前へと進んだり、後ろに下がったり、
パッと放り投げて掴み取ったり。
最後は、体を揺らしながら飛び跳ねます。
スカーフを上手に扱える子もいれば、
上手に扱えない子もいます。
歌詞の意味を理解している子もいれば、
理解していない子も。
けれど最後のパートは、みんな大はしゃぎ。
もう一回!もう一回!
と繰り返し踊ります。
衝動性があって動き回っている子も、
体を使うのが苦手であまり動かない子も、
言葉がゆっくりでマイペースな子も、
どの子も本当に楽しんでいました。
こうやってノッて参加して、
だんだんだんだん体の使い方が上手になり、
新しい言葉の意味を知っていく。
子ども達を魅了する音楽と踊りの威力に、
そして集団の力を上手に使う先生に
感心しきりでした。
楽しみながら、経験を積み重ね、
みんな成長していくのだなと思います。
こんばんは。
週末に子育てママに向けて、
お話会をさせてもらいました。
せっかくなので、何回かに分けて、
こちらでもご紹介したいと思います。
頭の形と運動発達、
ということで書いていきます。
ここ数年、健診をしていても、
とても増えてきた質問です。
頭の形が気になります。
大丈夫でしょうか?
どうしたらいいですか?
ということで、
お答えしていきますね。
流れとしては、
頭の形の
なぜ?
どうなる?
どうしたら?
の順で進めていきたいと思います。
なぜ?というは、
どうして頭の形の変形が起きるのか?
ということですね。
どうなる?は、その後の経過。
頭の形が変形して、その後どうなっていくのか?
頭の形は?運動発達は?など。
そして、どうしたら?は、
このまま放っておいてもいいのか?
あるいは治療した方がいいのか?
いつまで様子を見たらいいのか?
どのタイミングで治療を検討したらいいのか?
ということですね。
さて、まず質問です。
お子さんの頭の形、気になりますか?
実際のところ、結構気されているお母さんが多いです。
では、次の質問です。
ご自身の頭の形は?
どうでしょう ?気になりますか?
こちらは、あまりおられないようです。
これが答えなのかも知れないな?
とも思います。
つまり、
大人になったらほとんど気にならなくなる。
本人はそんなに気にしていない
ということですね。
とはいえ、
今目の前にいる赤ちゃんの頭の形は
気になりますよね?
ということで、学んでいきましょう。
まずは頭の形のなぜ?です。
最初に赤ちゃんの頭の骨の特徴を
お伝えしたいのですが、
何かご存知でしょうか?
赤ちゃんの頭の骨の特徴について?
うーん、そういえば聞いたことがあるような・・・?
何だったっけ?
はい、思い出したでしょうか?
柔らかい!
そうですね。
赤ちゃんの頭の骨は、まだとても柔らかくて弱いです。
骨がくっついていない!
そうなんです。
赤ちゃんの頭の骨はいくつかのパーツに分かれていて、
骨と骨が、まだ完全にはくっついないんですね。
ガッチリとは癒合していない状態になってます。
頭の骨は、
前頭骨、
頭頂骨、
側頭骨、
後頭骨、
といった具合にパーツに分かれています。
それらの骨が、
まだ完全にはくっついていません。
緩い結合状態になっていて、
骨と骨との間に余裕があります。
骨と骨のつなぎ目部分を、
縫合、というのですが、
前頭骨の左右の骨を繋ぐのが前頭縫合、
前頭骨と頭頂骨を繋ぐのが冠状縫合、
頭頂骨の右と左を繋ぐのが矢状縫合、
頭頂骨と後頭骨を繋ぐのがλ縫合、
(覚えなくてもいいですよ)
という風な形で、
それぞれのつなぎ目に
「〇〇縫合」という名前が付いています。
さて、左右の前頭骨と左右の頭頭骨、
4つの骨が合わさるところが大泉門になります。
恐らく聞いたことがありますね?
大泉門。
まだ骨が無い部分です。
見ていると、ペコペコと動いていたりしますよ。
そして、左右の頭頂骨と後頭骨、
これら3つの骨が合わさるところが小泉門です。
小泉門は割と早く閉じてしまいますが、
大泉門は結構遅くて、
だいたい 1歳半ぐらい遅いと 2歳くらい。
閉じるのに時間がかかります。
では、何故頭の骨はパーツに分かれているのか?
何か思い付くでしょうか?
そう、産まれやすくするため。
赤ちゃんが産まれてくる時には、
狭い産道を通って来ますよね?
狭い産道を通って来る時に、
頭の骨がガッチリと固まってしまっていると
通れない可能性があります。
なので、頭の骨はパーツに分かれていて、
場合によっては骨と骨を重なった状態にして、
頭をちっちゃくして出てこようとします。
これが、骨がパーツに分かれている利点のひとつですね。
他に何か思い付くことがありますか ?
思い付きましたね?
はい、そうです。
赤ちゃんの頭、つまり脳は、
生まれてから、
どんどんどんどん大きくなっていきます。
どんどん大きくなっていくのに合わせて、
骨も大きくなっていく必要がある。
ガッチリ固まっていると、
大きくなりづらいですよね?
パーツに分かれて余裕がある方が、
脳が大きくなるのに合わせていきやすいです。
そういう仕組みになっているんですね。
合理的です。
長くなってきたので、今日はこの辺で。
お読み頂きありがとうございました。
続きはまた明日!