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Yunotsu Kodomo Note
2026.05.01 - 9:19 PM Yunotsu Kodomo Note

出来たら全部やってほしい

こんばんは。

今日は運動発達について書こうと思います。

お母さんと一緒にやってきた7か月の男の子。

まだ寝返りもずりばいもしない、

とのことで受診されました。

生後4カ月までは順調で、

追視が出来て、首も座っていましたが、

以後は停滞している様子。

仰向けから横向きにはなるものの、

うつ伏せには至らない。

足で床を蹴って、仰向けのまま

頭の方向へと移動する。

うつ伏せでは、ピンと両手両足を伸ばして

飛行機の体勢になり不安定。

うつ伏せから仰向けに戻れないので、

泣いて訴える。

いつか、ずりばいもお座りも出来るようになる

と思うものの、

同じ頃に生まれた友人の子達は

すでに出来るようになっている。

このまま様子を見ていてよいものか?

ちょっと心配。

男の子はニコニコと、笑顔でこちらを見ています。

仰向けに寝かせてボールを見せると、

掴もうとして手を伸ばしてきました。

両手でボールを持って遊びます。

しきりと両足を踏ん張り、

お尻を持ち上げています。

そして、そのまま上へ上へと移動します。

手を持って促すと、

クルリと寝返りは可能。

玩具への関心は高く、よく見ていますが、

うつ伏せ状態では手が出ません。

重心の移動の仕方が、まだ分からないようです。

支えて座らせると、

上体をしっかり起こして、

上へと手を伸ばしました。

周囲への関心はあるし、

筋力が弱いわけでもありません。

けれど、自分で積極的に体を動かして

どんどん探索していくタイプでもないようです。

何もしなくても運動発達は進み、

いずれ歩くようになるでしょう。

でも、このまま本人任せでは、

ずり這いや四つ這いはしない可能性もあります。

出来たらどのステップも経験してほしいところ。

経時的にフォローしていくことにしました。

どう関わり、

どう環境を整えたら、

やらない動作もやるようになるのか?

様子を見てお母さんに助言をします。

日々促し、経験を積んでいくために、

ぜひ家で色々試していってもらえたらと思います。

Yunotsu Kodomo Note

2026.05.11
あたまの形①

こんばんは。

週末に子育てママに向けて、

お話会をさせてもらいました。

せっかくなので、何回かに分けて、

こちらでもご紹介したいと思います。

頭の形と運動発達、

ということで書いていきます。

ここ数年、健診をしていても、

とても増えてきた質問です。

頭の形が気になります。

大丈夫でしょうか?

どうしたらいいですか?

ということで、

お答えしていきますね。

流れとしては、

頭の形の

なぜ?

どうなる?

どうしたら?

の順で進めていきたいと思います。

なぜ?というは、

どうして頭の形の変形が起きるのか?

ということですね。

どうなる?は、その後の経過。

頭の形が変形して、その後どうなっていくのか?

頭の形は?運動発達は?など。

そして、どうしたら?は、

このまま放っておいてもいいのか?

あるいは治療した方がいいのか?

いつまで様子を見たらいいのか?

どのタイミングで治療を検討したらいいのか?

ということですね。

さて、まず質問です。

お子さんの頭の形、気になりますか?

実際のところ、結構気されているお母さんが多いです。

では、次の質問です。

ご自身の頭の形は?

どうでしょう ?気になりますか?

こちらは、あまりおられないようです。

これが答えなのかも知れないな?

とも思います。

つまり、

大人になったらほとんど気にならなくなる。

本人はそんなに気にしていない

ということですね。

とはいえ、

今目の前にいる赤ちゃんの頭の形は

気になりますよね?

ということで、学んでいきましょう。

まずは頭の形のなぜ?です。

最初に赤ちゃんの頭の骨の特徴を

お伝えしたいのですが、

何かご存知でしょうか?

赤ちゃんの頭の骨の特徴について?

うーん、そういえば聞いたことがあるような・・・?

何だったっけ?

はい、思い出したでしょうか?

柔らかい!

そうですね。

赤ちゃんの頭の骨は、まだとても柔らかくて弱いです。

骨がくっついていない!

そうなんです。

赤ちゃんの頭の骨はいくつかのパーツに分かれていて、

骨と骨が、まだ完全にはくっついないんですね。

ガッチリとは癒合していない状態になってます。

頭の骨は、

前頭骨、

頭頂骨、

側頭骨、

後頭骨、

といった具合にパーツに分かれています。

それらの骨が、

まだ完全にはくっついていません。

緩い結合状態になっていて、

骨と骨との間に余裕があります。

骨と骨のつなぎ目部分を、

縫合、というのですが、

前頭骨の左右の骨を繋ぐのが前頭縫合、

前頭骨と頭頂骨を繋ぐのが冠状縫合、

頭頂骨の右と左を繋ぐのが矢状縫合、

頭頂骨と後頭骨を繋ぐのがλ縫合、

(覚えなくてもいいですよ)

という風な形で、

それぞれのつなぎ目に

「〇〇縫合」という名前が付いています。

さて、左右の前頭骨と左右の頭頭骨、

4つの骨が合わさるところが大泉門になります。

恐らく聞いたことがありますね?

大泉門。

まだ骨が無い部分です。

見ていると、ペコペコと動いていたりしますよ。

そして、左右の頭頂骨と後頭骨、

これら3つの骨が合わさるところが小泉門です。

小泉門は割と早く閉じてしまいますが、

大泉門は結構遅くて、

だいたい 1歳半ぐらい遅いと 2歳くらい。

閉じるのに時間がかかります。

では、何故頭の骨はパーツに分かれているのか?

何か思い付くでしょうか?

そう、産まれやすくするため。

赤ちゃんが産まれてくる時には、

狭い産道を通って来ますよね?

狭い産道を通って来る時に、

頭の骨がガッチリと固まってしまっていると

通れない可能性があります。

なので、頭の骨はパーツに分かれていて、

場合によっては骨と骨を重なった状態にして、

頭をちっちゃくして出てこようとします。

これが、骨がパーツに分かれている利点のひとつですね。

他に何か思い付くことがありますか ?

思い付きましたね?

はい、そうです。

赤ちゃんの頭、つまり脳は、

生まれてから、

どんどんどんどん大きくなっていきます。

どんどん大きくなっていくのに合わせて、

骨も大きくなっていく必要がある。

ガッチリ固まっていると、

大きくなりづらいですよね?

パーツに分かれて余裕がある方が、

脳が大きくなるのに合わせていきやすいです。

そういう仕組みになっているんですね。

合理的です。

長くなってきたので、今日はこの辺で。

お読み頂きありがとうございました。

続きはまた明日!