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Yunotsu Kodomo Note
2026.05.02 - 11:17 PM Yunotsu Kodomo Note

安心していられた?

夕方、込み合った電車に乗っていた。

駅に着いて沢山の人が降りて、

また沢山の人が乗って来る。

小さな子どもを2人連れたお母さんが、

折り畳んだベビーカーを持って乗車した。

抱っこ紐で抱かれている

女の子は5、6か月くらいか。

手を引かれている

女の子は3歳くらいか。

電車が発車した。

お姉ちゃんがお母さんから離れて一人、

扉の傍に寄り、手摺を持って立った。

しっかりと手摺を握り、

隅っこに寄ってちょこっと立っている。

お母さんが声を掛けた。

手が挟まれるよ。気を付けて。

女の子は両手で手摺を握っている。

暫くして、またお母さんが声を掛けた。

手が危ないよ。

邪魔になるから、こっちにおいで。

女の子は訝しげにお母さんの方を見る。

て、あぶなくないよ。

お母さんが言う。

こっちに来ておいて。

女の子が素直に応じ、

ベビーカーに近寄る。

お母さんが片手にベビーカーを持って、

もう片方の手で女の子の手をぎゅっと握った。

電車が揺れるたびに、

女の子の手をしっかりと握って、

お母さんが踏ん張っている。

突然、警報音が鳴った。

通常聞くことの無い警報音。

あちらこちらから聞こえてくる。

「地震です、地震です」

と繰り返す機械音声もあちらこちらから。

乗り合わせた人達の

スマホが発した地震速報だった。

皆がスマホを眺め、操作し、

警報音を消した。

車内アナウンスが流れる。

地震の速報がありましたが、

このまま運転を続けます。

女の子がお母さんに聞いている。

なにがあったの?

地震があったみたい。

なんで?

なんで?

車内は騒然としていたが、

電車が淡々と走り続ける中で

徐々に落ち着いていく。

ご機嫌にしていた

赤ちゃんがむずかり始めた。

お母さんが縦に身体を揺らしたり、

赤ちゃんの手をリズミカルに動かしたりして

あやしている。

お姉ちゃんは、

お母さんに手を握られて、

ずっと静かにしていた。

2つ目の停車駅で、

赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこして、

片手に折り畳んだベビーカーを、

もう片方の手でお姉ちゃんの手を握った

お母さんが戸口へと移動する。

列車とホームの間は割と隙間があったが、

手を引かれたお姉ちゃんは

上手にホームに降り立った。

3人は降りていった。

女の子は邪魔になんてなっていなかったし、

危ない場所を手で触ることもなかった。

赤ちゃんがむずかったって仕方ないことだ。

小さな子ども2人を連れ、

ベビーカーを持ったお母さんが、

安心して居られる空間だっただろうか?

万が一の時にお互いさまで

協力し合えただろうか?

お母さんが安心して、気兼ねすることなく

子育てが出来る世界を創りたいと思う。

Yunotsu Kodomo Note

2026.05.11
あたまの形①

こんばんは。

週末に子育てママに向けて、

お話会をさせてもらいました。

せっかくなので、何回かに分けて、

こちらでもご紹介したいと思います。

頭の形と運動発達、

ということで書いていきます。

ここ数年、健診をしていても、

とても増えてきた質問です。

頭の形が気になります。

大丈夫でしょうか?

どうしたらいいですか?

ということで、

お答えしていきますね。

流れとしては、

頭の形の

なぜ?

どうなる?

どうしたら?

の順で進めていきたいと思います。

なぜ?というは、

どうして頭の形の変形が起きるのか?

ということですね。

どうなる?は、その後の経過。

頭の形が変形して、その後どうなっていくのか?

頭の形は?運動発達は?など。

そして、どうしたら?は、

このまま放っておいてもいいのか?

あるいは治療した方がいいのか?

いつまで様子を見たらいいのか?

どのタイミングで治療を検討したらいいのか?

ということですね。

さて、まず質問です。

お子さんの頭の形、気になりますか?

実際のところ、結構気されているお母さんが多いです。

では、次の質問です。

ご自身の頭の形は?

どうでしょう ?気になりますか?

こちらは、あまりおられないようです。

これが答えなのかも知れないな?

とも思います。

つまり、

大人になったらほとんど気にならなくなる。

本人はそんなに気にしていない

ということですね。

とはいえ、

今目の前にいる赤ちゃんの頭の形は

気になりますよね?

ということで、学んでいきましょう。

まずは頭の形のなぜ?です。

最初に赤ちゃんの頭の骨の特徴を

お伝えしたいのですが、

何かご存知でしょうか?

赤ちゃんの頭の骨の特徴について?

うーん、そういえば聞いたことがあるような・・・?

何だったっけ?

はい、思い出したでしょうか?

柔らかい!

そうですね。

赤ちゃんの頭の骨は、まだとても柔らかくて弱いです。

骨がくっついていない!

そうなんです。

赤ちゃんの頭の骨はいくつかのパーツに分かれていて、

骨と骨が、まだ完全にはくっついないんですね。

ガッチリとは癒合していない状態になってます。

頭の骨は、

前頭骨、

頭頂骨、

側頭骨、

後頭骨、

といった具合にパーツに分かれています。

それらの骨が、

まだ完全にはくっついていません。

緩い結合状態になっていて、

骨と骨との間に余裕があります。

骨と骨のつなぎ目部分を、

縫合、というのですが、

前頭骨の左右の骨を繋ぐのが前頭縫合、

前頭骨と頭頂骨を繋ぐのが冠状縫合、

頭頂骨の右と左を繋ぐのが矢状縫合、

頭頂骨と後頭骨を繋ぐのがλ縫合、

(覚えなくてもいいですよ)

という風な形で、

それぞれのつなぎ目に

「〇〇縫合」という名前が付いています。

さて、左右の前頭骨と左右の頭頭骨、

4つの骨が合わさるところが大泉門になります。

恐らく聞いたことがありますね?

大泉門。

まだ骨が無い部分です。

見ていると、ペコペコと動いていたりしますよ。

そして、左右の頭頂骨と後頭骨、

これら3つの骨が合わさるところが小泉門です。

小泉門は割と早く閉じてしまいますが、

大泉門は結構遅くて、

だいたい 1歳半ぐらい遅いと 2歳くらい。

閉じるのに時間がかかります。

では、何故頭の骨はパーツに分かれているのか?

何か思い付くでしょうか?

そう、産まれやすくするため。

赤ちゃんが産まれてくる時には、

狭い産道を通って来ますよね?

狭い産道を通って来る時に、

頭の骨がガッチリと固まってしまっていると

通れない可能性があります。

なので、頭の骨はパーツに分かれていて、

場合によっては骨と骨を重なった状態にして、

頭をちっちゃくして出てこようとします。

これが、骨がパーツに分かれている利点のひとつですね。

他に何か思い付くことがありますか ?

思い付きましたね?

はい、そうです。

赤ちゃんの頭、つまり脳は、

生まれてから、

どんどんどんどん大きくなっていきます。

どんどん大きくなっていくのに合わせて、

骨も大きくなっていく必要がある。

ガッチリ固まっていると、

大きくなりづらいですよね?

パーツに分かれて余裕がある方が、

脳が大きくなるのに合わせていきやすいです。

そういう仕組みになっているんですね。

合理的です。

長くなってきたので、今日はこの辺で。

お読み頂きありがとうございました。

続きはまた明日!