急にお熱が出た、と
お母さんに連れられて
休日診療所にやって来たのは7か月の男の子。
高いお熱はあるものの、
おしゃぶりをくわえてご機嫌さんです。
表情は悪くなく、哺乳も良好。
おしゃぶりが口から外れると
自分で掴んでまた口に入れました。
熱と咳が前日からあって、
今日も続くので、と受診されました。
痰が絡むようでゴロゴロ音が聞こえます。
聴診すると痰が絡む音と、
息を吐く時にヒューという音がします。
感染をきっかけに
喘息様の呼吸状態になっているようです。
これまで同じような症状が出たことはない、
とのこと。
生まれて初めての発熱です、
とお母さん。
呼吸状態への対処をしつつ、
気になったのは向き癖。
正面から見ても
顔がやや右を向いています。
左右の耳の位置が
少しずれている印象。
頭のてっぺんから見ると、
右側の後頭部が平坦になっています。
お母さんに、右向き癖がありますね、
と投げかけると、
そうなんです、と返事。
これでも随分ましになりました。
4か月頃には、
向き癖からの頭の変形が
はっきりしてくることが多いです。
その後、寝返りしたり、
うつ伏せで過ごしたり、
お座りするようになったりすると、
徐々に左右差は無くなっていく傾向にあります。
とはいえ、
完全に真ん丸になるか?
と言われると、
左右差が残ってしまうことも。
体の使い方に大きな差がなければ、
大した問題はありませんが、
ゆくゆく小さな問題が出ることはあります。
肩こり、頭痛、歯の噛みしめ、etc.
何てことない、
と言えば何てことないトラブルですが、
予防できるなら予防したいところ。
まだまだ頭の骨が柔らかい乳児期早期から、
色んな方向を向くよう働きかけたり、
うつ伏せにしたり、
抱っこしたり。
頭の同じ部位にばかり圧がかからないように、
してあげてもらえたらと思います。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。