こんばんは。
昨日に引き続き、頭の形について
書いていきたいと思います。
あたまの形②です。
昨日は、頭の形のなぜ?ということで、
まずは、赤ちゃんの頭の骨の特徴、
についてお伝えしました。
赤ちゃんの頭の骨は、
まだ柔らかい。
赤ちゃんの頭の骨は、
いくつかのパーツに分かれている。
それぞれの骨は、
余裕のある繋がり方をしている。
でした。
今日は具体的原因について
お伝えしていきます。
では、変形を起こし得る因子について。
産まれる前、
産まれる時、
産まれた後、
それぞれに変形を起こす
リスク要因があります。
まず、産まれる前、
お腹の中で原因となり得るのは?
多胎。
双子、三つ子、などです。
お腹の中に、2人、3人ってどういう状態でしょうか?
イメージしてみて下さい。
空間が狭くなりますね。
頭の向きが制限されて、
ずっと同じ向きで頭に何らかの圧迫が
生じる可能性があります。
結果として、
頭の変形が起き得るということですね。
他には、
骨盤位(いわゆる逆子)や横位(横向き)
といった胎位の影響、
子宮の形の異常、
切迫早産でお母さんが安静にしていた、
などが考えられます。
次に、産まれて来る時。
吸引分娩や鉗子分娩。
中々すんなりと出てこなくて、
吸引や鉗子などを用いて、
引っ張り出されるというケースがあります。
その場合、引っ張られた頭の形が
変形してしまうことがあるのですね。
では、産まれた後は?
ひとつは早産で産まれること。
NICUの入院もリスク因子になります。
早く生まれているので、まだ未熟で
ダイナミックな動きがあまりないですね。
それに、治療のために
動きが制限されるというのもあります。
他には、
仰向けに寝る、
ベビーカーやバウンサーなどに
長時間乗っている、
股関節形成不全などの
治療で動きが制限される、
何らかの病気で
動きがあまり出ない、
おっとり、のんびりした性格で
あまり動かない、
などが考えられます。
ここで、向き癖と重力について
考えてみたいと思います。
えっ?唐突に何?重力?!
ですね。
私たちは地球の上で生活していますので、
例外なく誰もが地球の重力の影響を受けています。
お腹の中にいる間は、
羊水の中にいますね。
ぷかぷか浮いているので浮力が働いて、
重力が少し免除されています。
では、無事に産まれて、お腹の外!となると?
重力がモロにかかってきます。
柔らかめの粘土やスライムを
イメージしてもらえたらと思うのですが。
真ん丸の粘土やスライムを、
平らなところにそっと置きます。
時間が経つと?
平面と接している部分が、
だんだん扁平になっていきますよね?
粘土やスライム自体の重さがあるので、
下への重力が働いて、
平面と接している部分が
扁平になってしまいます。
さて、赤ちゃんの頭。
どうでしょう?
ずっと仰向けで、ずっと同じ向きで過ごしていたら?
こちらも重力の影響で、
床に接している部分が扁平になっていきますね。
赤ちゃんの頭の形の変形は主に、
位置的頭蓋変形(positional plagiocephaly)
と呼ばれるものになります。
はて?位置的頭蓋変形?
やたらと漢字が連なる単語が出てきました。
位置的は、置かれた状態、配置
のことを指します。
なので、
赤ちゃんの頭が置かれた状態によって生じる変形、
なんですね。
この位置的頭蓋変形が、
注目を浴びることになったきっかけ
があります。
Back to sleepキャンペーン。
1992年、アメリカで
SIDS(乳幼児突然症候群)予防のために、
うつ伏せ寝をやめて仰向けに寝かせましょう、
というキャンペーンが展開されました。
その結果、SIDSは減ったものの、
位置的頭蓋変形が増加したと言われています。
ですので、アメリカでは、
この位置的頭蓋変形に関する研究が先行した
という経緯があります。
どういうリスク因子があるのか?
どういう子どもに多いのか?
長期経過はどうなっていくのか?
発達に影響するのか?
予防するために何をしたらいいのか?
そして、積極的治療として
ヘルメット療法が実施されるようになった
というような経緯があります。
それが日本にも伝わってきているという状態ですね。
では、今日も長くなってきましたので、この辺で。
続きはまた明日!
お読み頂きありがとうございました。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。