予約制
診察日
第1〜第3 木・金・土曜日
第2・第3 月曜日
診察時間
8:30〜12:00(受付11:00まで)
*当日予約可
診察のご予約・ご相談 お問合せ
Yunotsu Kodomo Note
2026.05.13 - 9:09 PM Yunotsu Kodomo Note

あたまの形③

こんばんは。

今日は第3回目の、頭の形のお話、

ということで続けていきたいと思います。

昨日は、

頭の形の変形が起きるリスク因子は何か?

お腹の中、産まれる時、産まれた後

それぞれの時期についてお伝えしました。

そして頭の変形には

重力が影響している

ということ。

さらに位置的頭蓋変形が

注目を浴びるようになったきっかけに

乳児突然死症候群(SIDS)の予防政策としての

仰向け寝の推奨があった

ということもお伝えしました。

今日も、なぜ?の続きを

書いていきたいと思います。

さて、無事に産まれて来た赤ちゃん、

日に日にどんどん大きくなっていきますね。

1か月健診、4か月健診、後期健診など

乳幼児健診では赤ちゃんの身体計測をします。

計測するのは、身長、体重、頭囲、の 3つです。

この身長と体重と頭囲。

どれが一番優先されるか、ご存知でしょうか?

身長が一番優先されるのか、

それとも体重が一番優先されるのか、

あるいは頭囲が優先されるのか。

赤ちゃんが、まずこれを大きくしたい!

という順番があるのですが、

どれだと思いますか?

体重!と答えられるお母さんが多いようです。

実際には頭囲なんですね。

頭の大きさです。

一般的には赤ちゃんは、

まず頭、次に身長、最後に体重

の順番で大きくなっていきます。

つまり、体重が大きくなっていれば、

身長と頭囲は

その子なりには大きくなっているのだろう。

十分に栄養は足りているのだろう

という判断ができます。

でも十分に足りていないと、

頭と身長は伸びてるけど、体重の増えが悪い、

頭は大きくなっているけど、身長と体重がイマイチ、

というようなことがあります。

つまり、赤ちゃんたちは

まず頭を大きくしたいわけですね。

それだけ重要視されている部位が

頭(脳)ということです。

では、赤ちゃんに右向き癖があって、

仰向けで、ずっと右を向いていると

どうなるでしょうか?

前回お伝えしたように、重力が働いているので、

床に接地している部分に頭の重さがかかって、

だんだんだんだん平坦になっていきますよね。

扁平になっていきます。

そして、その部位は大きくなれない。

んだけれども、

赤ちゃんは頭を何とかして大きくしたい!

となると、どうなるでしょうか?

床に当たってないところに向けて

頭を大きくしようとするわけですね。

例えば、右向き癖がある場合、

右の後ろ側が大きくなれません。

じゃあ前を大きくしようとなる。

結果として、右の前方、額の部分が

突出していくことになります。

他には、左の後ろ側も

大きくすることができますよね。

さらにはてっぺん、頭頂の方向へも

大きくすることができる。

つまり圧がかかっていないところに向けて

何とかして頭を大きくしようとする。

結果として、

全体的な頭の変形が起きる

ということになります。

右向き癖がある場合に生じるのは、

右の後頭部の扁平化、

右の額の突出、

反対側、左の後頭部の突出、

さらに、頭のてっぺん方向への突出

ということになります。

この状態で真上から頭を見ると、

菱形に近い形になっています。

それに耳の位置も右前へと偏移します。

左向き癖の場合は逆になりますね。

ただし、このような変形が

どの子にも生じるわけではありません。

どのくらい向き癖が強いのか、

つまり、どのくらい同じ姿勢で長くいるか、

によって、頭の変形度合いは変わってきます。

ここまで、位置的頭蓋変形の話をしてきました。

が、見逃してはいけない疾患が 1つあります。

それが骨縫合早期癒合症という病気です。

あたまの形①でお伝えしたように、

赤ちゃんの骨は、いくつかのパーツに分かれてます。

それらの骨と骨のつなぎ目を骨縫合と言います。

冠状縫合、矢状縫合、λ縫合というような縫合があります。

これらの縫合が完全に癒合するには

ある程度の時間がかかるのですが、

骨縫合早期癒合症では、

乳児期早期に癒合してしまうのです。

癒合してしまうので

頭蓋骨が順調に大きくなれない

わけですよね。

けれど、なんとかして脳を大きくしたい。

結果として、やはり変形が起きてきます。

どの縫合が癒合するかによって

変形の様子は異なります。

鑑別が特に必要なのが、斜頭と短頭です。

λ縫合の片側が癒合すると斜頭に、

冠状縫合が癒合すると短頭に、

なるのですが、

それぞれ、右もしくは左の向き癖、

あるいは、ずっと仰向けの場合の

位置的頭蓋変形と似たような頭の形になります。

骨縫合早期癒合症の場合、

頭の骨が十分に大きくならないので、

大きくなった脳が圧迫されてしまいます。

積極的治療が必要な病気なので、

疑ったら、専門科である脳外科へと紹介して、

診てもらうことが必要です。

まれな病気なので

可能性は高くはないですが、

気になる時は、かかりつけの先生に

相談してみて下さいね。

では、今日はここまでにしようと思います。

ありがとうございました!

Yunotsu Kodomo Note

2026.06.15
てくてくてくてく松江散策

松江を歩いた。

日曜の早朝、家を出る。

松江で開催された

養老孟司先生の講演会に

参加するために。

松江まで車で行くという選択肢もあったが、

今回はそうしなかった。

そうしないために早朝に出たのだった。

日曜日の早い朝の道は空いていた。

出雲に着く。

よかった、間に合う。

7時40分発の列車に乗るために出雲市駅へ。

列車の案内表示を確認する。

おや?

7時51分、米子行きとある。

おかしいな、

私の事前調べでは7時40分発、

9時11分松江着だったのだが。

駅員さんに尋ねる。

7時51分発は何時に松江に着きますか?

えーと、ちょっとお待ち下さいね。

51分発・・・松江は8時34分ですね。

ありがとうございます。

講演会は10時から。

1時間半も前に着くことになる。

次の列車は?

・・・うん、これに乗ったら間に合わない。

そのまま7時51分発に乗ることにした。

列車での移動はいい。

手も足も自由な時間。

車内はゆったりしている。

溜めていたメールを読み、返信する。

あとは、ぼーっと外を眺めた。

山の緑、

田んぼの緑、

家々、

時折湖。

8時34分松江着。

講演会場に直接向かうには早い。

少しブラブラする。

知人がお勧めしてくれた神社まで歩いた。

途中の道で、

随分と前に連れて来てもらった

コーヒー屋さんがあることに気付く。

ピスタチオのシュークリームの

記憶がよみがえる。

神社は静かだった。

ひとり、女性が本殿の前で手を合わせている。

手水を使い、本殿へと向かう。

お賽銭を投げいれ、二礼二拍手一拝。

境内をクルリと回ってから外へ出た。

まだまだ時間はあるが、もう向かおうか。

ブラブラと歩いた。

歩道があって歩きやすい。

何となく風情のある町並み、

小さな水音を立てる小さな川。

ブラブラブラブラ。

こっちで合っているのだろうか?

何となく違う気がしてきた。

前からやって来たスポーツウェアの女性に尋ねる。

すみません、湖はあっちですか?

女性はしばし考えて、

180度逆の方向を指さす。

あっちですね。

えっ?

見当違いの方向に歩いてた?

ありがとうございます。

あと、35分。

間に合うか?

ともかく一旦駅前に戻ろう。

せっせと歩いて松江駅へ。

あと25分。

事前調べでは駅から会場までは徒歩23分。

もう歩いてでは間に合わない。

バスは約12分だったはず。

バス停に向かうが、

はて?何番のバスだったっけ?

セカセカと観光案内所へ。

2番か3番のバスだと教えてもらう。

残り15分。

2番のバス、

は、1分前に出たところだった。

次のバスは10時。

事前調べではタクシーは約7分だった。

もうタクシーしか手段がない。

自分一人なら遅れたって構わないが、

知人と待ち合わせしている。

チケットは私の手元。

タクシー乗り場で待機していた、

タクシーに乗り込んだ。

行き先を告げ、

タクシーが走り出す。

駅前を離れ、右へ左へと曲がる。

ここはさっき歩いた道。

さっき渡った橋。

うんうん、ここまで歩いた。

四つ角でタクシーは

私が選んだ道と真逆の道へと曲がった。

会場前には開演5分前に到着した。

ちょうど知人とバッタリ出くわした。

一緒に会場内に入る。

養老先生の縦横無尽のお話は面白かった。

間に合ってよかった。

15,799歩。

うん、歩くために

わざわざ列車で行った甲斐があった。