温泉津こどもクリニックは、こんもりした山と山に挟まれた谷にあります。視線を窓の外に向けて少し上げると、色んな木々が目に入ってきます。どの木が何という名前なのかさっぱり分かりませんが、実に様々な緑色があることに気付きます。木の種類によって異なるだけでなく、1本の木の中にも色んな緑色が存在しています。黄色に近い明るい緑から黒みを帯びた濃い緑、あるいは透明感のある瑞々しい緑から落ち着いた深い緑、と緑のグラデーションも様々です。
以前読んだ本に『自然の色彩は無限で、デジタル画面では到底、再現できない』とありました。そして『感受性豊かな子ども時代に、自然に触れることはとても大事』とも。
著明な料理人や科学者、デザイナーや経営者など、各分野で活躍されている人達のインタビュー記事を読むと、小さい頃に豊かな自然の中で遊んだ記憶について語られていることが多くあります。自然がもたらす色、形、音といった現象に、幼い頃からしっかりと触れることで養われ、培われるものがあるのだろうと感じます。
皆さんも日々の中でお子さんと一緒に、身近にある自然と触れ合ってみてはいかがでしょう?新たな気付きがあるかも知れませんよ。
こんばんは。
雨、晴れ、曇り、霰、晴れ、曇りと変化が多く、
再びぐっと冷え込んだ温泉津です。
今日は子どもの学びについて書いてみます。
1歳半健診に行きました。
今回も色んな子がやって来ます。
ひょこっと戸口から顔を出してじっと見ている子、
トコトコと入って来てアンパンマンを指さす子、
泣きながら抱っこされて入室する子、
などなど。
お母さんと一緒に入ってきた男の子。
まず抱っこで座ってもらい、聴診、視診、触診・・・
診察中、じっとこちらを見ています。
ベッドでの診察、歩き方のチェック、
すんなり終了。
診察後は、お母さんからの質問に答えていきます。
便秘がちで3日に1回のペースで自力排便。
しっかり水分を取ると、柔らいウンチになるけれど、
基本的には固いウンチ。
固いウンチを出す時はおしりが痛い。
本人も嫌なようで、ウンチをするのがイヤで
泣くこともあるとのこと。
お腹の中で便が留まるとどうなるのか?、
食事の内容と便の状態との関係、
腸内環境についての話、
体を動かすことと便秘、など
お母さんとやり取りします。
話をしながら手を洗ったり、
手を拭いたり、
椅子を動かしたりする私を、
男の子は立ったままじーっと目で追っています。
目に入ってくる情報を全て記憶し、咀嚼しているかのよう。
子どもは起きている時に様々な感覚刺激を受けて、
情報をインプットしていきます。
そして、寝ている間にそれらの情報を整理し、
要るものは記憶として残し、
要らないものは削除していると言われます。
起きて学んで、寝て整理して、
の繰り返しで、より賢くなっていきます。
この子が見ている私の動作は、
必要な情報として彼の記憶に残るのでしょうか?
時々刻々と学び続ける子ども達に
どんな環境を提供し、何を経験させるか?
大事だなと思います。
子どもの学びの環境を整えること、
日々の中で少し意識してあげて下さいね。