乳児健診にふたごが来ました。一人ずつご両親にそれぞれ抱っこされています。
一人の子の問診票の『気になること』欄に「ほとんど泣かないのが心配」とありました。詳細を聞いてみると、お腹が空いても泣かない、おしっこやうんちをしても泣かない、もう一人の子にぎゅうっと押されても泣かない、お腹がすごく空いたらようやく泣く、とのこと。おっとりした性格なのでしょうか?手が掛からなさそうです。
一方、もう一人の子はとてもよく泣くとのこと。お腹が空いたら泣く、おむつが濡れたら泣く、物音がしたら泣く、もう一人の子の足が当たったら泣く、とにかく泣く。自己主張の強いタイプでしょうか?手が掛かりそうです。
この子はちっとも泣かないけど、どう感じているのか?不快ではないのか?
この子が泣いているのは何故か?何が不快だと感じているのか?
私達は、自分自身が感じているように相手も感じていると捉えがちですが、実際のところ感覚の感じ取り方は実に様々です。鈍い子もいれば、敏感な子もいる。許容範囲が広い子もいれば、狭い子もいる。この子の感じ方はどうか?よくよく観察してみないと分かりません。
おっとりした子はあまり手が掛からないけれど、放っておくと未経験のことが多くなることもあります。感じ方には慣れも生じてきて、敏感さは成長と共に変化していくことが多いです。
感覚には、いわゆる五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の他に、筋肉や関節の感覚、頭の位置の感覚、内臓の感覚なんかもあります。
この子はどう感じているのかしら?どんな環境が快適?どんな環境が必要?目の前の子にご自身を重ねてみて、環境の設定について試行錯誤してみて下さいね。
ところで泣く子と泣かない子が同時に目の前にいたら、「泣く」よりも「泣かない」が心配になるのだとおもしろく感じました。とはいえ、これは親御さんのキャラクターや状況にもよるのでしょう。皆さんだったらどうですか?
こんばんは。
一日雨が降り続いた温泉津です。
今日は睡眠について書いてみます。
親子参加のお話会を開催しました。
テーマは子どもと睡眠。
睡眠とは?
睡眠中に体の中で何が起きているのか?
体内リズムと睡眠、
脳の成熟と睡眠、
子どもにとっての睡眠の意義、
睡眠と発達、
などについて、雑談も交え脱線しながらお話しました。
睡眠に関しては、まだまだ分からないことも多いです。
一方で、新たに分かってきていることもあります。
睡眠のステージにはレム睡眠、ノンレム睡眠がありますが、
覚醒、レム睡眠、ノンレム睡眠をパソコンに例えると、
覚醒はオンラインで起動している状態、
レム睡眠はオフラインで起動している状態、
ノンレム睡眠はスリープモード
に例えられるそうです。
ノンレム睡眠、つまり眠っている状態であっても、
覚醒時と同様に起動し、働いているわけです。
睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを
繰り返すのですが、
子どもはレム睡眠の割合が多い、ということが分かっています。
では、レム睡眠中に何が起きているのか?
色々あるようですが、
ひとつには脳神経細胞の繋がりの整理と固定が
行われていると考えられています。
脳神経細胞の繋がりの整理と固定。
人は起きている時に
様々な外部からの刺激を受け、
経験を積んでいます。
そして、寝ている間のレム睡眠中に
それらの経験のうち、
何を記憶として残し、何を削除するのか?を
選択していると考えられているのです。
赤ちゃんや子どもは基本的によく眠ります。
夜の間も日中も。
寝て、起きて遊んで、また寝て、起きて遊んで、また寝て。
起きている間の経験(遊び)が、
寝ている間に整理され記憶される。
子どもにとって経験することと同様に、
眠ることはとても重要な行為なのです。
人は眠ることで賢くなるとは、
古代ギリシャ時代から知られた事実だそう。
経験と睡眠、子どもにとって大事なふたつの柱。
日々の中でどうぞ意識してみてあげて下さいね。