こんばんは。
穏やかに、よく晴れた温泉津です。
今日は、乳児期の運動と真似することについて書こうと思います。
保育園を訪ねて行きました。
0歳児クラスを覗かせてもらいます。
食事の時間。
1歳になったばかりの男の子が、椅子に座ってスタンバイしています。
食べることが大好きですが、見慣れぬ人(私)が入って来たので眉間にしわを寄せて真剣な表情で固まっています。
距離を保って座ると、じーっと見ていますが、食事の用意がすっかり整うと、気持ちはごはんへ。
こちらを気にしつつ、先生が取り分けたおかずに手を伸ばします。
もどかしくなるような、ゆっくりした手つきで煮物のじゃが芋を掴み、口へと運びます。
開けた口にはうまく入らず、ポロリとじゃが芋が落ちました。
先生が、別のおかずを見せると上手に親指と人差し指で摘まみ、口に入れます。
モグモグモグモグ、ちゃんと噛んでいます。
左手で器を持ち、右手指でおかずを端へ寄せ、摘まんでは口へ運び、掴んでは口へ運び。
手首の返しが上手です。
時々小さなおにぎりを投げますが、これも投げることが出来るようになったから、とも言えます。
お腹が満たされると、食事の途中で立ち上がります。
まだ残っていましたが、促されても食べず、もういらないよう。
「ごちそうさま」の声で手を合わせ、ペコリと頷きます。
歯磨きをしてブクブクうがい。
実際にうがいが出来ているわけではありませんが、
先生の「ブクブク、ペッ」の声に合わせて「ペッ」の発声。
お昼寝まで、しばし遊びます。
サッササッサと四つ這い、
ドシッとお座り、
ヨイショと掴まり立ち、
トタトタと一人歩き、
ヨッ、コラ、ショッと床からの立ち上がり、
手におもちゃを持ってプリプリと歩く、
ヨイセヨイセと階段をよじ登る、
ズリズリと滑り台を後ろ向きに滑る、
キャハッとお布団へとダイブする、
ニコニコしながら先生に抱き付く。
動きのバリエーションが豊富です。
人の動作をよく見ていて、真似します。
パチパチ、バイバイ、ハクショッ(くしゃみ)、ゲホゲホ。
こちらを見ながら自分の手を動かし、
(ハク)ショッと言い、
咳き込んでみせます。
相手の動作が、自分の体でどう再現されるのか?分かっています。
脳の中にしっかりとボディイメージが形成されているのです。
本当に感心してしまいます。
真似をするということの背景にある様々な能力。
観察し記憶する、
相手が動かしている身体部位と自分の身体部位とを一致させる、
実際に動かしてみる、etc.
驚異的です。
保育士の先生が言いました。
この子を見ていて、乳児期の発達過程が改めてよく分かりました。
こんなにひとつひとつが関連していくんだ、意味があるんだと分かって、面白いなーと思いました。
今までこんなにしっかりと見れていなかった。
本当に、面白いと思うのです。
この面白さをもっと知ってもらえたら。
けれど現状、保育士の先生方は忙し過ぎます。
乳児さん3人に対して、先生1人。
三つ子の世話を1人でしているようなものです。
せめて双子くらい、あるいは5人対2人になったらなぁと思います。
人の成長の土台の土台である乳児期を、
手厚く、愛着たっぷりで育むために。
実験的にでも、そうなりませんかね?
松江を歩いた。
日曜の早朝、家を出る。
松江で開催された
養老孟司先生の講演会に
参加するために。
松江まで車で行くという選択肢もあったが、
今回はそうしなかった。
そうしないために早朝に出たのだった。
日曜日の早い朝の道は空いていた。
出雲に着く。
よかった、間に合う。
7時40分発の列車に乗るために出雲市駅へ。
列車の案内表示を確認する。
おや?
7時51分、米子行きとある。
おかしいな、
私の事前調べでは7時40分発、
9時11分松江着だったのだが。
駅員さんに尋ねる。
7時51分発は何時に松江に着きますか?
えーと、ちょっとお待ち下さいね。
51分発・・・松江は8時34分ですね。
ありがとうございます。
講演会は10時から。
1時間半も前に着くことになる。
次の列車は?
・・・うん、これに乗ったら間に合わない。
そのまま7時51分発に乗ることにした。
列車での移動はいい。
手も足も自由な時間。
車内はゆったりしている。
溜めていたメールを読み、返信する。
あとは、ぼーっと外を眺めた。
山の緑、
田んぼの緑、
家々、
時折湖。
8時34分松江着。
講演会場に直接向かうには早い。
少しブラブラする。
知人がお勧めしてくれた神社まで歩いた。
途中の道で、
随分と前に連れて来てもらった
コーヒー屋さんがあることに気付く。
ピスタチオのシュークリームの
記憶がよみがえる。
神社は静かだった。
ひとり、女性が本殿の前で手を合わせている。
手水を使い、本殿へと向かう。
お賽銭を投げいれ、二礼二拍手一拝。
境内をクルリと回ってから外へ出た。
まだまだ時間はあるが、もう向かおうか。
ブラブラと歩いた。
歩道があって歩きやすい。
何となく風情のある町並み、
小さな水音を立てる小さな川。
ブラブラブラブラ。
こっちで合っているのだろうか?
何となく違う気がしてきた。
前からやって来たスポーツウェアの女性に尋ねる。
すみません、湖はあっちですか?
女性はしばし考えて、
180度逆の方向を指さす。
あっちですね。
えっ?
見当違いの方向に歩いてた?
ありがとうございます。
あと、35分。
間に合うか?
ともかく一旦駅前に戻ろう。
せっせと歩いて松江駅へ。
あと25分。
事前調べでは駅から会場までは徒歩23分。
もう歩いてでは間に合わない。
バスは約12分だったはず。
バス停に向かうが、
はて?何番のバスだったっけ?
セカセカと観光案内所へ。
2番か3番のバスだと教えてもらう。
残り15分。
2番のバス、
は、1分前に出たところだった。
次のバスは10時。
事前調べではタクシーは約7分だった。
もうタクシーしか手段がない。
自分一人なら遅れたって構わないが、
知人と待ち合わせしている。
チケットは私の手元。
タクシー乗り場で待機していた、
タクシーに乗り込んだ。
行き先を告げ、
タクシーが走り出す。
駅前を離れ、右へ左へと曲がる。
ここはさっき歩いた道。
さっき渡った橋。
うんうん、ここまで歩いた。
四つ角でタクシーは
私が選んだ道と真逆の道へと曲がった。
会場前には開演5分前に到着した。
ちょうど知人とバッタリ出くわした。
一緒に会場内に入る。
養老先生の縦横無尽のお話は面白かった。
間に合ってよかった。
15,799歩。
うん、歩くために
わざわざ列車で行った甲斐があった。