夜の大森へ、友人と。
目当ては中華料理店、道楽。
駐車場に車を停めて少し歩く。
ここのはずなのだけど・・・
という建物には灯りがなく、
営業している気配がない。
通りかかった人に尋ねると、
ここが道楽で間違いない、とのこと。
予約してくれた友人が、
お店に電話をかけて確認する。
ゆずりはの方で営業しているので、
そちらでお待ちしています。
遠いから車で行こうと友人は言うが、
とにかく歩き足りていない私は、
少しでも歩きたい。
勝手を言い、ひとり歩いていくことに。
勇んで歩き始めたが、
家々に明りが灯っているとはいえ、
町全体が暗い。
雲ひとつない夜空には、
オリオン座がはっきりと見える。
ズンズンズンズン歩いていくが、
とにかく暗いので見知らぬ町のよう。
どこまで行くのだろう?と心配になり、
配達中のSAGAWAのお兄さんに聞いてみる。
えっ?!歩いていくんですか?かなり遠いですよ?!
ずっとこのまま真っすぐ、保育園の前です。
とにかくまだ真っすぐ。
お礼を言って、まだまだ歩く。
ヒダカパンの前を通り過ぎ、ズンズン行く。
通ったことがある道でも、夜の雰囲気は全く違う。
暗さ、静けさに、少し怖さもある。
家から人が出てきた。
こんばんは。
こんばんは。
結構歩いたけどな、もしかして見落としたかな?と
心配になって振り向いたら、
荷物を届けていたSAGAWAさんが、
まだ先ですよ!と声をかけてくれた。
安心してまた歩き出す。
ズンズンズンズン。
通り過ぎる家々、
流れていく暗い森、
動かない夜空の星々。
前から人が歩いて来た。
すれ違いざまに女の子の声が、こんばんは。
こんばんは、と返す声がかすれた。
ズンズンズンズン。
大丈夫かな?もう町の外れまで来たけど。
その時、着信があった。
友人からだった。
見失ってない?
見失ってはないと思うけど、見逃したかも。
明かりが見える?
明り?見えない。
通り過ぎたか?と、振り返ると
オレンジ色のハザードランプがチカチカしている。
あれか?
ハザードの灯り?
ハザードじゃないよ。
じゃあ、まだ先かと、また歩き出す。
SAGAWAさんの車が横を通り過ぎて行った。
少し先に明りが見えた。
どうやら友人のスマホのよう。
手前にSAGAWAさんの車がハザードをつけて停まっていた。
お兄さんが道に立って、こちらを見ている。
あー、ご友人ですか?よかった。もう少し先ですよ。
どうやら心配して待機していてくれたらしい。
頭を下げ、何度もお礼を言う。
友人と合流したのを見届けて、車に乗り込み発進した。
友人と一緒に歩いていく。
えー、心配して待ってくれたんだ?
いい人だねー。
少し歩いてついにお店に到着。
暖簾をくぐって中へ。
素敵な設えの空間だった。
広い部屋に私達しかいない。
美味しく食べて、賑やかに話して、楽しいひととき。
こんな素敵なところで貸し切りって、
きっともう二度とないね。
そうかも知れない。
夜の大森、雲のない空に星々、
暗く静かな道とSAGAWAのお兄さん、
貸し切りの夕食会に他愛もない会話。
きっともう二度とない時間。
こんばんは。
今日は滑舌について書こうと思います。
発達相談に来たのは5歳の男の子。
言葉の不明瞭さが気になるとお母さん。
話しはするものの、
音が曖昧で聞き取りづらさがあり、
聞き返しが必要なことがある。
慣れている家族だと分かるけれど、
慣れていない人だと中々通じない。
言葉の発達がゆっくりで
1歳半健診では意味のある言葉が
まだ出ていませんでした。
2歳頃までに単語が増えたものの、
2語文が出始めたのは3歳頃。
3語文は4歳までには出て来るように。
5歳になった今、文章で話しますが、
話すことが得意か?
と言うとそうでもなさそうです。
質問すると、
単語か、首を振るかで応じます。
家では?というと、
聞かれたら答えるけれど、
自分からはあまり話さない。
必要に迫られると
訥々と話すという状態。
ご飯を食べる時によく噛みますか?
と確認すると、
あまり噛まずに丸飲みしていることも多いよう。
言葉を話すには口の運動が必要です。
つまり唇や舌を自在に扱えること。
それに呼吸運動も必要です。
出したい音の形を口で維持して、
息を吐く。
言葉が明瞭になるために
何をしたらよいか?
ご飯の時にしっかり噛む。
ブクブクうがいをする。
シャボン玉、笛、などの吹く遊び。
あっかんべー、あっぷっぷなど顔の遊び。
日常生活動作や遊びで、
口や顔をしっかりと動かすこと。
そして何より話すこと。
今日は何があった?
どんな楽しいことをした?
どんな嬉しいことがあった?
困ったことはあったかな?
教えて、教えて。
話すのが楽しい!
という環境を作って、
話す機会を日々もってあげて下さいね。