こんばんは。
雨の後ひんやり、ほぼ曇りの大阪でした。
今日は運動発達について書こうと思います。
運動発達の遅れでフォローしていた男の子が、
お母さんと来られました。
待合で待っていた男の子に声をかけると、
大きめのスリッパを履いて、歩いて診察室へ入ります。
今日はTOMIKAと書かれた
トレーナーを着ています。
診察室に入ると、
机の上に置かれた車の玩具に釘付け。
チラッとこちらに視線を向けてから
机の前に座り遊び始めます。
取り上げてしげしげ見たり、
一列に並べてみたり、
机の上で動かしてみたり。
後期健診で四つ這いがまだ、
ということで紹介となり、フォローを開始。
理学療法を定期的に受けて来ました。
体が柔らかく、
支える力の弱さがありましたが、
四つ這い、掴まり立ち、伝い歩き、
とゆっくり順調に進み、
2歳過ぎで独り歩きが出来るように。
その後、歩行が安定し、
階段の上り下りが出来るようになるまで
間隔を空けながらフォロー。
半年前はまだ歩く距離が短く、
すぐに抱っこを求めていました。
階段は手を持ってもらっての上り下り。
半年経って、歩き方が安定し、
よく歩くようにもなりました。
階段は、上りは手すりを持たずに一段ずつ足を揃えて、
下りは手すりを持って
一段ずつ足を揃えて一人で出来るように。
慎重な性格も相まって、
次のステップに進むには
少々時間がかかりましたが、
各ステップをしっかり経験して着実に。
小走りや低い段差からの飛び降り、ジャンプなど、
これからの課題ですが、
お母さんも大きな心配もなく見ていけそう。
一旦フォローは終了することになりました。
お母さんとの話が終わり、男の子に声をかけます。
終わったよ。お待たせ。
こちらを見て、手に持っていたトミカを箱の中に戻しました。
出していた他のトミカもお母さんと一緒に片付けます。
前回来た時は、まだ遊びたい!と大崩れし、
お仕舞いするのに手こずりましたが、半年でこの変化。
扉から出る時に、バイバイと声をかけると、
向こうを向いたまま、左手をちょっと振りました。
お母さんからは見えなかったようで、
バイバイは?と男の子を促します。
促されて振り向き、
睨みつけるようにこちらを見ました。
本当はまだまだトミカで遊びたかったんだろうな。
こんばんは。
温泉津こどもクリニックです。
保育園を訪ねて行きました。
園庭で子ども達が遊んでいます。
こちらに気付いて「何しに来たの?」と聞く子、
「ダンゴムシ!」と虫カゴを見せにくる子、
こちらをジッと見たまま固まっている子、
様々です。
風が吹いて、桜が舞ってキャーっと楽しそう。
「もう!桜が邪魔する!」と言いながら、
せっせと花びらを摘まんでいる子もいます。
園の先生が言います。
あの子が少し気になるんです。
年中さんの女の子。
スローペースにマイペースで
活動に参加しています。
一斉指示で動けない訳ではありません。
けれどテンポが遅くて、
他の子と同時には動けていません。
動きが止まっていることもあります。
時に別のことを始めてしまうことも。
個別に声掛けをして促すと
おっとりと応じます。
身の回りのことは自分で出来るし、
大人しくて優しいので
他の子とトラブルになることもまずありません。
けれど、このまま小学校に上がったら?
他の子ども達に、学習に、ついていけるだろうか?
先生が心配しています。
小学校に上がると
保育園程の手厚さで関わってもらうことが
難しくなります。
先生の目が届かない時間が増えます。
毎日新しいことを学んでいく環境に
身を置くことになります。
大人しくてトラブルを起こすこともないと、
困っていることに気付いてもらいにくいことがあります。
今のうちから何らかの支援に
つながった方がよいのではないか?
保護者さんは特に気にされている様子もなく、
必要性も感じられていないようです。
集団の中だからこそ、
多くの子ども達を見ているからこそ、
見えてくる子どもの姿があります。
どうしたら必要な支援に繋げていけるのか?
もどかしいことも多々あるのです。