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Yunotsu Kodomo Note
2026.03.03 - 7:39 PM Yunotsu Kodomo Note

ハードルの高さを調節する

こんばんは。

冷たい風に吹かれて、横から小雨が降る温泉津です。

今日は、自信のなさと課題の設定、について書こうと思います。

年長さんの男の子が、お母さんとやって来ました。

落ち着きがないのが気になる、とお母さん。

まずは男の子とやり取りします。

やや警戒した様子ですが、一人で着席しました。

名前、年齢、保育園の名前など、聞くと答えてくれます。

答えてくれるものの声が小さめ。

それに、しばしばお母さんの方を見ています。

朝ごはんに何食べたの?

どんな遊びが好き?

といった質問にも小声で答えてくれました。

離席はありませんが、そわそわと落ち着かず、

お母さんに触れています。

じゃあちょっと真似してみてね、と言うと、

えっ?!と、より警戒した表情になりました。

何させられるの?といったところでしょうか。

はいっと両手を上げてみせると、

なぁんだ、という表情で真似します。

その後は簡単、簡単、とばかりに

真似してくれました。

身近な物の用途を説明したり、

ジャンケンしてみたり、

と乗ってくれます。

じゃあ次は絵を描いてみてくれる?

と色鉛筆を用意して、画用紙を広げます。

好きな色は?

水色、と色鉛筆を手に取ります。

これ描ける?と図形を描くと、

真似して描きました。

何が好き?と聞くと、

いちご、と勢いよく答えます。

描いてみてくれる?と促しますが、

手が動きません。

お母さんと話をする間、遊んで待っていてもらいます。

しっかりと大きな声が出て楽しそう。

確かにそわそわと常に動いていて、落ち着きのなさはあります。

もうひとつ気になるのは自信のなさ。

質問したり、真似してね、やってみせてね、と言うと、

ぐっと構えたようになり、警戒します。

失敗したくない、間違いたくない、

という気持ちがあるようです。

こういう様子は、慎重で不安が高い子や、

まじめな子に多いな、と感じます。

失敗や間違いを恐れるようになるのは、

一体いつ頃からでしょう?

まだまだ小さいのだから、

失敗も間違いもどんどんしたらいいのに、

と思います。

とはいえ、したくないものはしたくない。

かといって、やらないと出来るようにはならない。

では、どうするか?

出来そうなことから、やって見せる。

そして、一緒にやる。

少しずつ、少しずつ、小さな成功体験を積み上げていく。

いずれは自分で出来るように。

設定したハードルは、この子の現状に合っている?

いきなり最終目標の高いハードルではなく、

その子に合わせたハードル設定を。

よくよく見て、これくらいかな?と、

ハードルの高さを調節してみてあげて下さいね。

Yunotsu Kodomo Note

2026.03.16
左を向きたい

こんばんは。

空気は冷たいけれど、久々に一日よく晴れた温泉津です。

今日は、体の左右差について書こうと思います。

3カ月の赤ちゃんがご両親に連れられて来ました。

体が歪んでいるのが気になるとのこと。

新生児期の頼りなげな様子が抜けて来て、

3カ月ながら顔つきや肌の感じも

しっかりしてきています。

じっと視線を合わせ、きれいに追視します。

笑いかけると笑い返してくれます。

両手が同時に動くこともありますが、

片方の手を口に運ぶ様子もあります。

左への向き癖があるようですが、

ご両親の関りで右へも向き、

正中にもしっかりと頭を維持します。

股関節は左への向き癖の影響で

右側が若干硬め。

大腿の皺に左右差もあります。

うつ伏せにすると、

確かに、背中が曲がっています。

右に凸に湾曲。

背骨がどうというわけではなく、

左への向き癖が影響している

と考えられました。

うつ伏せにした時にも

頭は左へと向きやすく、重心が右に偏っています。

股関節は左の方が開きやすく、

右は真っすぐになりがち。

仰向けと同様に、

頭を正中にあるいは右向きへと促すこと、

体幹から下半身が真っすぐになるよう

姿勢を整えることをお伝えしました。

向き癖から体全体の左右差や、

体の使い方の左右差へと繋がることはあります。

人の体は完全に左右対称

というわけではありませんが、

小さいうちは出来るだけ

大きな左右差なく進んで行くといいな

と思っています。

しかし、お父さん、お母さんは

この赤ちゃんのことをよく見ているな

と感心です。

追視やあやし笑いや表情の豊かさからも、

しっかりと関心を向けられ、

相手をしてもらっているのだろうな

と感じるところがありました。

赤ちゃんの様子には

周囲の環境が反映されているのですね。