こんばんは。
ホーホケキョ、ケキョ、ホケキョと鶯が鳴いていた温泉津です。
今日は、発達検査について書いてみます。
お母さんと一緒にやって来たのは、
小学1年生の男の子。
平仮名が覚えきれないとのこと。
読むことが出来る文字、書くことが出来る文字、
それぞれあるものの、
50音全部は覚えきれていません。
診察室では静かに着席し、受け答えも穏やかです。
学校の名前、何年何組か小声で答え、
好きな教科と苦手な教科も
慎重に考えながら答えます。
書字も素直に応じてくれました。
書ける平仮名をいくつか書いていきます。
持参してくれた発達検査(WISC-Ⅳ)の
結果を見せてもらいました。
項目間にバラつきがあります。
それぞれの項目の下位項目にも
かなりのバラつきが。
得意と不得意に差があります。
印象として、
単純な聴覚的記憶は苦手そうですが、
日常経験と紐づけられた記憶はよさそうです。
視覚的には、
どうも細かい部分に注意が向きやすそう。
また視覚的に量が多いと、
やる気を失いやすい様子も垣間見えます。
お母さんのお話では、耳からの記憶はよく、
随分前の会話の内容を覚えているそう。
計算も苦手ではないようで、
これも耳からの記憶で解いてしまうとのこと。
目の記憶としては、
家族が気付かないちょっとした部分に
パッと気付くのだとか。
発達検査は、課題への取り組み方や、
項目ごとの結果などから、
その子の成長を手助けする
有益な情報が得られるものです。
結果の読み解きには、
色んな視点があるように思います。
検査結果と本人の様子を踏まえて、
成長をどうサポートしていくか?
せっかく頑張って取り組んだ検査の結果です。
結果と解釈を、その子を取り巻く環境の中で共有し、
成長支援のための試行錯誤の手掛かりとして
十分に活用してあげて下さいね。
こんばんは。
一日雨が降り続いた温泉津です。
今日は睡眠について書いてみます。
親子参加のお話会を開催しました。
テーマは子どもと睡眠。
睡眠とは?
睡眠中に体の中で何が起きているのか?
体内リズムと睡眠、
脳の成熟と睡眠、
子どもにとっての睡眠の意義、
睡眠と発達、
などについて、雑談も交え脱線しながらお話しました。
睡眠に関しては、まだまだ分からないことも多いです。
一方で、新たに分かってきていることもあります。
睡眠のステージにはレム睡眠、ノンレム睡眠がありますが、
覚醒、レム睡眠、ノンレム睡眠をパソコンに例えると、
覚醒はオンラインで起動している状態、
レム睡眠はオフラインで起動している状態、
ノンレム睡眠はスリープモード
に例えられるそうです。
ノンレム睡眠、つまり眠っている状態であっても、
覚醒時と同様に起動し、働いているわけです。
睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを
繰り返すのですが、
子どもはレム睡眠の割合が多い、ということが分かっています。
では、レム睡眠中に何が起きているのか?
色々あるようですが、
ひとつには脳神経細胞の繋がりの整理と固定が
行われていると考えられています。
脳神経細胞の繋がりの整理と固定。
人は起きている時に
様々な外部からの刺激を受け、
経験を積んでいます。
そして、寝ている間のレム睡眠中に
それらの経験のうち、
何を記憶として残し、何を削除するのか?を
選択していると考えられているのです。
赤ちゃんや子どもは基本的によく眠ります。
夜の間も日中も。
寝て、起きて遊んで、また寝て、起きて遊んで、また寝て。
起きている間の経験(遊び)が、
寝ている間に整理され記憶される。
子どもにとって経験することと同様に、
眠ることはとても重要な行為なのです。
人は眠ることで賢くなるとは、
古代ギリシャ時代から知られた事実だそう。
経験と睡眠、子どもにとって大事なふたつの柱。
日々の中でどうぞ意識してみてあげて下さいね。