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こんばんは。
朝から青空!と思っていたら曇り、一時的に雨も降った温泉津です。
今日は、環境と子どもの行動について書いてみようと思います。
3歳の男の子が、お母さんと発達相談に来ました。
お母さんは、男の子の落ち着きのなさが気になる、とのこと。
家でも保育園でも同様で、じっとしていることが難しい。
家では食事の時に、ひと口食べては動き、ひと口食べては遊び、
結局お母さんが食べさせることに。
保育園ではゴソゴソするものの、
座って最後まで自分で食べている。
気になる物があると、周りを見ずにパッと飛び出して行ってしまい危険。
保育園では一斉指示で行動することが難しく、一人で別のことをしがち。
お友達や兄弟とやり取りする時の声が大きい。
診察室では?
室内に入って、まず目に入った玩具箱の方へと
吸い寄せられていきました。
が、声を掛けると、すんなり戻って来て座りました。
名前を聞くと答え、年齢を聞くと三本指で示します。
好きな遊びは?
くるま。
お絵描き、積み木、おままごと。
ノリはよいのですが、遊び込めず、
すぐに次の遊びへと移行してしまいました。
この間、勝手に行ってしまうことはなく、
他の玩具は?と要求の際には、
必ず視線をこちらに向けて静かな声で訴え、
承諾を得ようとします。
遊びの途中でピタッと動きが止まりました。
空調から少し異音が聞こえてきます。
何か変な音がしたね、
と声を掛けるとチラッとこちらを見て頷き、
また遊び始めました。
色んな玩具で遊んだ末にブロックにはまりました。
頭の中でイメージし、手元にあるブロックで
イメージを具体化させています。
ブロックを動かしながら、
セリフや効果音を声に出しています。
完全に集中。
声が徐々に大きくなっていきました。
お母さんとのお話が終わり、男の子に声を掛けます。
お待たせ。終わったよ。
えっ?!という表情になりましたが、
終了はスムーズでした。
お母さんに、片付けようと言われて
一緒に片付けます。
元気に、バイバイ!と言って、
走って去っていきました。
家や園での姿と、診察室での姿は全く異なったようです。
お母さんが、いつもの姿を見てほしかった、と言いました。
場が変わると、
空間の大きさ、置かれている物や配置、居る人と人数、などなど、
見える物、聞こえてくる音、雰囲気が異なります。
つまり、入って来る刺激が異なる、とも言えます。
やり取りの途中で、空調の音の変化に
敏感に反応する様子がありました。
大人なら無視していたような音です。
どんな場で、
どんな刺激を、
どのように感じ取っているか?
で、子どもの行動は変化します。
この行動の背景には、この場の環境が絡んでいるのかも?
という視点からも、子どもを捉えてみてあげて下さいね。
環境を整え、刺激の入り方を変えることで、
子どもの行動が変わっていく可能性がありますよ。